朝夕の寒暖差はありますが、日ごとにあたたかくなる気候に春の気配を感じる3月15日(月)に3月月次祭を執り行いました。
東日本大震災が発生してから10年が経ちました。だんだんと記憶の奥底へとしまう人も大勢いると思います。これはあの悍ましい惨劇を忘れ、新たな一歩へと歩みを進めるためには、理解できない事ではありません。
しかし、尾鷲神社の3月月次祭では亡くなった多くの御霊和めと共にこれからの世代にもしっかりと語り伝えていかねばならないと毎年、震災復興を祈念してきました。
今年は10年の節目の年にあたり、各報道関係でも様々なニュースや特番が組まれ現状を伝えておりました。当時の映像を再び目にして改めて自然の猛威を痛感し、また、現在の町並みを見てまだまだ復興に力を注がねばと思いました。
そこで、今年の月次祭は改めて当時の全国民の気持ちであった震災復興の願いを中心に大神等に祈願しました。
また、今回も主神祭であるスサノヲ命の茅輪神事に伝承される疫病除けの御神徳を頂戴し、いち早くコロナウイルス感染症の終息も祈りました。