6月17日に両面の皮張替の修理を三浦太鼓店様にお願いした鎮めの大太鼓(直径約150㎝)!
搬出してから約1ヶ月半経過した8月9日(金)に愛知県豊橋市で出張したこともあり、大太鼓の修理状況を見させていただきました。
まずは連絡をと思い、2、3日前にお電話を差し上げたところ、夏祭りなどでお忙しくなかなか着手できなかったそうでした。
しかし、丁度、8月9日に皮剥を行い修理を進める事になっているとのお話しでしたので、皮剥に立ち会う事と致しました。
こちらの都合で午後3時過ぎに三浦太鼓店様を訪ねて、皮剥を取り行いました。
太鼓の胴の内側には平成6年阿部太鼓店様、昭和8年杉本太鼓屋様、それと解読出来なかったものがひとつ、太鼓修理の記録が記してありました。
貴重なものを拝見させてもらったと同時に三浦太鼓店様からも誠心誠意を尽くして修理して下さると心強いお言葉もいただきました。
三浦太鼓店様により新しく生命を入れて戴く大太鼓!その奏でる音色が楽しみです!
梅雨の長雨が一息ついた6月17日、両面皮が破けて叩くことができなくなった鎮めの大太鼓(直径約150㎝)を三浦太鼓店様にお願いし修理してもらうために搬出致しました。
実はこの大太鼓!3年前に皮が破れてしまいました。が・・・これほど大きい太鼓(欅のくり抜き太鼓としては日本一と伝えられている)の皮は、通常より2~3年牛を長く育てないといけないため、なかなか見つからず困っておりました。
いつもメンテナンスして下さる太鼓屋も入手できないとの話でしたので、インターネットなどで全国の太鼓屋を調べていたところ、愛知県岡崎市にある三浦太鼓店様のHPを拝見し連絡をとりました。
すると皮をもう既にお持ちとのことでしたので、一度、下見に来てもらい今回の運びとなりました。
当日は三浦太鼓店様から6~7名お出向きいただき、神社側も総代10名程集合し、皆で協力し大太鼓を拝殿から運び出しました。
三浦太鼓店様から「今年中には張り替えて納めます!」と心強いお言葉を頂戴し、大太鼓が積まれたトラックを見送りました。
来年の元日の新春太鼓祓式が楽しみな今日この頃です!
梅雨がひと休みした6月8日(土)に北牟婁支部・南紀支部・尾鷲支部合同で三重県神社総代会・牟婁ブロック研修会を開催しました。
これは、一年に一度必ず行う研修会で神社の護持や祭祀の厳修などを各地域の氏子の皆様にお手伝いをしてもらうために、神社作法や神道(神社)に関わる知識・見識を深めていただいております。
今回は改選のため新しく総代になられた方が多く、「神社のお祭りにおける総代の作法」をテーマとして行いました。
各地から総勢83名の総代と神職が集まり、まず午前10時、拝殿で正式参拝!
続いて参集殿に移り、この地域の理事を務める総代と神職より挨拶があり、いよいよ研修会がスタート!
地域の祭式講師が神饌のもり方や三方の受け渡し方、おじぎの仕方や角度(揖や拝)などを始めとする神社参拝や祭典奉仕(お手伝い)などを説明し、実際に行っていただきました。
今後、各祭典で総代の皆様には実践していただき、より一層御神徳の発揚に務めていただけたらと思っております。
今年は日本列島で春冬混ざり合う珍しい気候の中、いよいよ平成から令和へと御代が替わる大型連休(ゴールデンウィーク)が始まりました。
尾鷲神社では、通常の祭典にあわせ、御譲位祭や即位奉祝祭などを連休中を執行致します!
又、今年も子ども縁日(へのへのもへ座主催)を5月3日に開催致します!
今年もたくさんのご家族の皆様のご来社を心からお待ちしております。
(上記、祭典と子ども縁日の詳細は、尾鷲神社から画像やPDFでお知らせをご参照下さい)
そして、この新しい時代、「令和」をご祝福申し上げ、5月1日~12日の期間、限定の特別朱印をお受けいただけます。但し、授与所が開いている午前9時から午後4時までとなりますのでご了承下さい!
尾鷲神社では地域活性や貢献事業として、ここ20年程、3月8日を「お宮の日」と称して人形並びに結納品のおさめ供養祭を奉仕しております。
今年も13名の神社総代のお手伝いの中、午前8時から受付開始!3時間後の午前11時に供養祭を執行しました。
このお祭りは、この地域で執り行っているところがほとんどない事も影響して最近では、市外、県外からおさめに来る方もおられるようです。
おりしも、この日は「にっぽん丸」クルージングが尾鷲港に初寄港し、約300名の旅行者が様々なコースに分かれて尾鷲を散策しました。
そのおもてなしの記念イベントのひとつとして、尾鷲神社の境内に「うまいもん縁日」が開催されました。
尾鷲の新名物「おわせ棒」をはじめ、ふるまい甘酒(寒紅梅酒造・尾﨑酒蔵奉納酒粕使用)や地元の名産物などのたくさんの出店が並び、素敵な琴の演奏が花を添えて、春の訪れをいち早く迎えるような賑わいをみせていました。
5月のゴールデンウィーク期間には、子ども縁日を開催する予定ですのでご参拝をお待ちしております。
在廻りで祭りの始まりを尾鷲町内に知らせた翌日から、2日から4日までの3日間、夜7時頃から各梼務町の梼屋前が祭事の中心となり、ヤーヤの練りが行われます!
ヤーヤ祭りでは、練りこそ他の神社の宵宮(よいみや)に当たります!
ちなみに尾鷲では、宵宮のことを「よんみゃ」と呼び、毎夜、ヤーヤ衆が梼屋に集まり、「チョウサじゃ」の掛け声と鐘(かね)の合図に合わせて激しくぶつかり練り合います!
これはタイムスリップして戦国時代の戦(いくさ)を表現しています!!
約1時間半ほど(日によっては違いますが・・・)梼屋に来る手伝い町を梼務町が迎え撃って何度も何ども練り合います。
全ての手伝い町を迎えて激しく練り終えたら、将党(梼人、汐撫、弓射)を先頭に練り終えたヤーヤ衆と港まで行く行き、垢離掻(こりか)きを行います。
これは戦(いくさ)で穢れた身体を海に飛び込み清める祓いの儀式と考えられております。
最後に祓い清めた清々しい身体で尾鷲神社を参拝して宵宮をおさめて梼屋に戻ります。
今年はどんな合戦になるのでしょうか?楽しみです!
ヤーヤ祭りがいよいよ始まり、各町が賑々しく活気づいてきた2月3日の早朝、8時に北浦神楽が在祓いに先立ち、清祓いを受けるために尾鷲神社を訪れました。
ヤーヤ祭りでは古き昔(江戸初期)より、たくさんの氏子町が太鼓や神楽を盛んに奉仕しておりました。その中で北浦町と矢浜町のふたつの町は、尾鷲の伝統芸能として、現在も神楽(獅子舞)を伝え奉仕しております。
拝殿前の境内に集合してお祓いを受け、皆で大神等に参拝したから神楽(獅子舞)を奉納!!
その後、今年も古き伝統に習い、在(ざい~氏子町全体・旧尾鷲町)のお祓いに出発しました。
さぁ、この北浦神楽の神楽祓いにあわせ、宵宮(よんみゃ)のヤーヤの練りも更に盛り上がる事でしょう!!
1月6日の巻藁結いと梼屋開きから尾鷲神社の氏子町は、2月1日~5日の本祭・ヤーヤ祭へと各町の雰囲気が染まっていきます。
ヤーヤ祭りでは古き昔(江戸初期)には、たくさんの氏子町が太鼓や神楽を奉仕しておりました。その中で矢浜町と北浦町の二つの町は、尾鷲の伝統芸能として、現在も神楽(獅子舞)を伝え奉仕しております。
又、在(ざい)というのは、氏子町全体(旧尾鷲町)を示しており、この二つの町は、ヤーヤ祭りの時期に神楽で在(ざい)のお祓いを行っております。
1月27日(日)、矢浜神楽が在祓いに行くために、早朝、尾鷲神社に報告と祈祷を受けに訪れました。
お祓いを受け、皆で大神等に参拝し神楽(獅子舞)を奉納!!その後、在(ざい)に向かって出発しました。
さぁ、この神楽祓いとともに、いよいよ本祭を迎えます!!
昨日とは一転して秋の青空が広がった10月24日!先日アサヒ住宅様からご奉献いただいた神鏡を本殿に収めようと境内社である天照大神宮の御扉を開けたところ、たくさんのハチが飛び出してきました。
中を確認すると何とミツバチの巣が!!今年の例祭は7月16日でその時の内陣清祓では何もなかったので、それからの三ヶ月ほどで見事な巣作りです。
最近、日本ミツバチが激減しているので喜ばしい事ではありますが、神殿内には困りますので、お祓いをして用意した仮殿に御神体と神宝を移動して巣を撤去する事としました。
武田総代会長と総代数名で本殿内から巣を取り外し、女王蜂を用意した巣箱に移しました。
シリコン等でミツバチの進入路を塞ぎ、殿内を清掃してハチがおさまるのを一晩待ちました。
翌25日の朝、仮殿から御神体と神宝をご本殿にお戻しして閉扉!元の如く氏子崇敬者を導き御守りいただいております!
女王蜂を移した巣箱に来年もたくさんのハチミツができますようにと思っている今日この頃です。
台風20号の後片付けがどうにか済み、災害に遭った境内トイレや社宅の屋根、瓦等などの修理が終わって、いよいよ本殿に取り掛かろうと足場を組んだ矢先に台風21号が近畿・東海地方を襲いました。
20号も大きな台風でしたが、この台風21号は更に強いとの予測だったので本殿足場なども飛ばされる事ないように事前にしっかり対策して望みました。
今回、最接近した時間帯が昼間だったので、宮司、禰宜とも神社や境内の警邏(けいら)に当たりましたが、雨風の強さは先の20号よりも激しかったと感じました。
しかし、事前対策が良く台風21号のスピードも速かったおかげで、境内にある楠や杉の巨木・古木からの倒壊樹木も20号の時より被害が少なかったです。
本殿も返って足場があったおかげで折れた枝が直撃せず、周囲の玉垣を破損しただけで済みました。
ニュースを見ても、これぐらいの被害で済ましていただいたのも、全てスサノヲ命を始めお鎮まり下さる神々の御守護・御神徳によるものと感謝申し上げる次第です。
そして、神秘の証し!樹齢一千年を遙かに超える大楠(夫婦楠)は、度重なる強い台風にも負けず、今日も東紀州のパワースポットとして氏子崇敬者の皆様に大神等の大神威を授け続けております!