昨日とは一転して秋の青空が広がった10月24日!先日アサヒ住宅様からご奉献いただいた神鏡を本殿に収めようと境内社である天照大神宮の御扉を開けたところ、たくさんのハチが飛び出してきました。
中を確認すると何とミツバチの巣が!!今年の例祭は7月16日でその時の内陣清祓では何もなかったので、それからの三ヶ月ほどで見事な巣作りです。
最近、日本ミツバチが激減しているので喜ばしい事ではありますが、神殿内には困りますので、お祓いをして用意した仮殿に御神体と神宝を移動して巣を撤去する事としました。
武田総代会長と総代数名で本殿内から巣を取り外し、女王蜂を用意した巣箱に移しました。
シリコン等でミツバチの進入路を塞ぎ、殿内を清掃してハチがおさまるのを一晩待ちました。
翌25日の朝、仮殿から御神体と神宝をご本殿にお戻しして閉扉!元の如く氏子崇敬者を導き御守りいただいております!
女王蜂を移した巣箱に来年もたくさんのハチミツができますようにと思っている今日この頃です。
秋の深まりもひと休みと早朝から小雨が降り注ぐ中、10月15日(月)の午前9時より月次祭を執り行いました。
今回は、最近、子ども達や若い世代で風疹や麻疹などの流行病、そして、20~30代の人達の性感染症が広がってきている問題をいち早く収まるように祈願しました。
小雨の中、七名の熱心な氏子崇敬者(参列者)と太鼓大祓と共に祭典を執行し、最後に皆、玉串に祈りを込めて大神等に拝礼しました。
終了後、宮司の挨拶で「古事記・日本書紀でも記されているように、国生みでイザナミ命(女神)から声をかけた時は、不完全なヒルコ・アハシマが生まれてしまい、流して子に数えていない。やり直してイザナギ命(男神)から声をかけてから次々と正しく国生みをされた。つまり、国(命~生命)を生むということは、それだけ順序や秩序を遵守するものである。」と講話がありました。
最近の風潮では男女間のスキンシップ感覚で不特定多数とお付き合いしたり、感情の赴くままに不倫するなどの行為が世間をにぎわしています。
人間だけが理性を持って生命の尊厳と向き合うことができ、今一度しっかりと考えていくべきことだと感じています。
大神等との契りである天律天則(てんりつてんそく)を忘れず、神職一同、神明奉仕に務めていく所存です。
これからもたくさんの皆様のご参拝を心からお持ちしております!
今年は度重なって台風が上陸した尾鷲でしたが、最後に猛威を振るった台風24号の暴風により兼務の八幡神社の手水舎の近くに聳え立つ椎の木が引き裂かれるように倒木しました。
10月1日の月旦祭の頃は、折れた倒壊樹木が参道である階段上に横渡り通行不可の状態でしたが、武田総代会長、他神社総代有志の皆様がすぐに対応して下さり、午後にはどうにか通行できる様になりました。
しかし、折れた木の直撃を受けた階段の手すりが横倒されてしまったため、その修復を考えていた時、地元の土木建築会社の村田組様からご奉仕下さるとご連絡をいただきました。
この八幡神社の手すりは、先代の村田重平氏が寄贈して下さったものだそうで、先代の意志を継ぎ氏神神社のために今回もご奉仕を申し出て下さいました。
(村田組様は、毎年、尾鷲神社にも境内保全~玉砂利など~に奉仕して下さいます。)
過疎化で神社護持が大変になってきている昨今、このようなお気持・お志に感謝申し上げる次第です。
10月8日、吹き荒れた台風もどうにか落ち着き、ようやく本格的な秋の気配に包まれる中、平和祈念祭を執行しました。
この日はもともと昭和39年に東京オリンピック開催された事からできた祝日(体育の日)です。
尾鷲神社では、この「体育の日」に平和の祭典と言われるオリンピックの精神を鑑み、人類が戦争など争うことがなくなり、世界平和が一日でも早く訪れるように祈願しております。
東京オリンピックと言えば、2年後、再び開かれる事になっておりますが、そのための準備として、いよいよ築地から豊洲への移転のニュースが朝から放映されていました。
それと同時にワールド・マラソンで大迫選手が2時間5分台の日本記録を樹立したニュースも入ってきました。
自国で開催されるオリンピックに向けて、若いアスリートたちが限界を知らないが如く伸びゆく姿に頼もしさと共に嬉しさを感じております。
神事は、いつも通り、修祓→一拝→献饌→祝詞奏上→玉串拝礼→撤饌→一拝と厳かに執り行い、世界平和を祈りました。
2年後の東京オリンピックでは、日本人を始め、世界の国々の大勢のアスリートの活躍を楽しみにするとともに、この世界にくだらない争いが起きない事を世界に発信する祭典となるように心懸けたいです。
これからもたくさんの皆様のご参列をお持ちしております。
9月28日、氏子の川口様より今年も取れた新米10㎏が社頭奉納されましたので、10月1日の月旦祭でお供えし大神等にお喜び戴きました。
川口様からは、神社の祭典(祭り)の度にいつも地の野菜も奉納していただいております。
これからも氏子崇敬者の皆様のお気持・お志を大神等にしっかりとお届けし、御神威の発揚に努めていく所存です。
今年1番強い勢力の台風24号が通り過ぎ、晴れ渡り心地よい秋空の10月1日(月)午前9時から月旦祭を執り行いました。
平成最後の台風Seasonは、約1ヶ月の期間に台風20号、21号、24号と、この地方を三つの台風が襲いました。
大なり・・・小なり・・・20号、21号それぞれの台風で被害に遭ったため、昭和34年の伊勢湾台風にも匹敵する今回の台風24号では、どうなってしまうのか?と総代の皆さんと心配し、看板の取り外しや飛ばぬようベンチ、イスをロープで縛るなどとできる限りの対策を講じました。
ただ1番心配なのは、神域、境内に聳える樹齢一千年を超える大楠(夫婦楠~県天然記念物)を始めとする巨木・古木などの樹木が強風により倒壊する事です。
こればかりは対策のしようがなく、大神等に御守り願うしかありません。
神社に参籠して台風が行き過ぎるまで警らに務めましたところ、今回の台風24号では、大きな被害もなく無事に過ぎ去りました。
改めて大神等の御神力を畏み、この10月月旦祭で参列した氏子崇敬者の皆様と感謝申し上げました。
そして、この三度にわたる台風の強風にも損なわれず雄々しい姿を見せる大楠(夫婦楠)!
まさに御神威発揚のパワースポット!として、古よりこの尾鷲を見守り続けております!
強力な台風24号が近づく中、今年一番の秋空になった9月28日(金)に地元の崇敬業社である㈱アサヒ住宅様の月参り祈祷がありました。
そして、今月は、㈱アサヒ住宅様のお気持・お志により、予てから準備調製していた境内社である天照大神宮の御神鏡が整ったため、奉納奉告祭も執り行いました。
この天照大神宮は、社名からもわかるように尾鷲神社の主祭神、スサノヲ命の姉神の天照大神をお祀りしております。
以前は例祭日も定まっておらず、氏子崇敬者が個人的に参拝する慣習でしたが、更なる大神の神威発揚を願って、社殿修復を行った十数年前から「海の日」を例祭日と決めて祭典奉仕に務めております。
しかし、御扉をお開けした際、天照大神とは御縁が深い御神鏡がありませんでした。
この事を聞きつけたアサヒ住宅様が御神鏡奉納の申し出があり、今回の奉告祭に至りました。
なお、尾鷲ならではを考慮して、神鏡台は神社総代と地元有志の方の作品となっております。
来年の「海の日」の大神宮の例祭で、この新たな御神鏡が御披露されますのでご参列を心からお待ちしております。
9月1日に事始奉告祭で始まった八幡神社のお祭りが、いよいよ9月15日~16日の二日間に本祭(例大祭)が執り行われました。
まず、9月15日(土)、午前零時に梼人、梼務町、招待者、神社総代、手伝い町の氏子達が集まる中で御扉開きを行い、続いて午前10時から例大祭と神事を行いました。
今年の例大祭では、地元の子どもの「浦安の舞」も奉奏され、神恩感謝にあわせ更なる御守護、御神徳を祈念しました。
次の日の9月16日(日)には、氏子達が中心となって奉仕する「大名行列と道中手踊り」が行われました。
梼受町(来年の梼務町)の尾鷲節披露、梼務町の大名行列に続き、各氏子町(手伝い町)の道中手踊りの順で、まずは町中(旧熊野街道)を練り歩きます。
当日、嬉しい天気予報のはずれがあり、朝から清々しい秋晴れの中、午後13時より祭事がスタート!
町中を賑やかした後、八幡神社境内に上がり、大神等に各町手踊りの奉納をして道中手踊りを納めました。
最後に梼渡しの儀式。神社総代が親方(見届け人)を務め、今年の梼務町の野地新町から来年の梼務町(梼受町)の今町の間で杯を酌み交わし、代々梼務町に受け渡されていく八幡神社の掛軸を引き継ぎました。
そして、無事に梼務を務め上げた野地新町への労いと、来年、梼を務める今町への光明を願って、最後に皆で柏手を打ち八幡神社のお祭りを閉じました!
台風20号の後片付けがどうにか済み、災害に遭った境内トイレや社宅の屋根、瓦等などの修理が終わって、いよいよ本殿に取り掛かろうと足場を組んだ矢先に台風21号が近畿・東海地方を襲いました。
20号も大きな台風でしたが、この台風21号は更に強いとの予測だったので本殿足場なども飛ばされる事ないように事前にしっかり対策して望みました。
今回、最接近した時間帯が昼間だったので、宮司、禰宜とも神社や境内の警邏(けいら)に当たりましたが、雨風の強さは先の20号よりも激しかったと感じました。
しかし、事前対策が良く台風21号のスピードも速かったおかげで、境内にある楠や杉の巨木・古木からの倒壊樹木も20号の時より被害が少なかったです。
本殿も返って足場があったおかげで折れた枝が直撃せず、周囲の玉垣を破損しただけで済みました。
ニュースを見ても、これぐらいの被害で済ましていただいたのも、全てスサノヲ命を始めお鎮まり下さる神々の御守護・御神徳によるものと感謝申し上げる次第です。
そして、神秘の証し!樹齢一千年を遙かに超える大楠(夫婦楠)は、度重なる強い台風にも負けず、今日も東紀州のパワースポットとして氏子崇敬者の皆様に大神等の大神威を授け続けております!
子ども達の賑やかな登校風景が微笑ましく、さわやかな秋の訪れを感じさせる9月1日(土)に本祭を15日~16日に執行するに当たって、八幡神社の事始奉告祭と梼屋開き式を行いました。
八幡神社は、尾鷲神社氏子20町のうちの15町の氏神神社であり、尾鷲神社宮司が兼務しております。
先ずは、梼務町の梼人等と神社総代が集合し、神社で午前10時から事始奉告祭を行い、本祭(神事・祭事)が厳かで盛大、そして、何事もなく執り行われるように祈願しました。
そして、午後から梼務町に出向いて梼屋を祓って祈祷を行います。
今年の梼務町は野地新町ですので、その町内にある梼屋に梼人・役人を始め町民等が集まり、野地新町の繁栄と本祭まで氏子町の代表としてお祭が無事に行えるように梼務町の役目を務められる事を祈念しました。
今日から本祭まで!尾鷲の町はお祭りの準備で忙しくなります!