尾鷲では昔から正月初午(現在は新暦が採用されているので、2月初午)に自ら作ったお餅(2段)とお志をお供えして厄除け祈祷を行うのが風習として行われてきました。
今年も2月初午(2月12日)の朝6時から午後3時半までに厄年に当たっているたくさんの氏子崇敬者が祈祷参拝に来ました。
神職が叩く太鼓の調べに合わせて清鈴祓いを受け、祝詞奏上の後は当神社に伝わる剣金幣により大神等の御神徳を仰ぎました。
主祭神であるスサノヲ命は「縁起物の元(もと)神」といわれる史実、ヤマトタケル尊の東征戦勝(尾鷲神社の縁起物 大宝市参照)からどんな困難にも必ず道をつけて下さる導き・道開き(開運)の神様と崇められております。
このことから、この地方では古くから厄年には、大神等のお祓いを受けるという風習が生まれたそうです。
又、俗に厄年には嫌な事や悪い事があると思われる人が多いようですが、当神社の伝承には「大厄にのりてこそ、我が人生まさにきり開かれる時なり!」とあります。
つまり、厄年だからこそ、人生が開かれるような素晴らしい出来事が起こる時でもあるという言い伝えです。
ですので、ここの厄除け祈祷では、良きことがおきるご縁起をお受けいただいております。
初午ご祈祷は済みましたが、厄除け・厄祓いの祈祷は通年行っておりますので、ご希望な方はご連絡下さい。