毎年、ご自身が作られる甘夏等を神前にお供え下さるマリーナ甘夏ファームの柳川明彦・めぐみご夫妻より精麻一束のご奉献がございましたので、7月24日の午前中、大麻奉納式を執り行いました。
皆様もご周知の如く、麻(あさ)は、神社においては古くから祓へつもの、神の依代(よりしろ)として、又、生活面では装飾品、着物などと、日本の文化伝承や生活風習と最も親しみのある尊き草木です。
しかしながら、戦後、麻(大麻)の悪しき部分ばかりが取り上げられ、規制ばかりが進み全国でみられた麻農家が現在では、栃木県を中心にわずか十数件だけだと聞いております。
確かに大麻=麻薬という観点から規制するのもわかりますが、実際、大麻草にも種類があり、麻薬とは無関係なものも存在し栽培されているそうです。
日本で古(いにしえ)より代々に受け継がれてきた麻の文化歴史を今一度見つめ直し、次世代に繋いでいかねばならないと感じております。