非常事態宣言は解除されましたが、パンデミック(世界大流行)となった「新型肺炎コロナウィルス感染症」が未だに終息する気配もなく、国民みな、不安を抱きながらの生活が続いております。
尾鷲神社では2月初旬から日々の日供祭、並びに執行する祭典におきまして、治療従事者の皆様を始め全ての皆様の安心健康をと感染症沈静収束を願って参りました。
この度、主祭神が同神である京都・八坂神社で4月8日に古事伝承に伝わる疫病退散の特別神事(古くは室町時代に行った記録が残っているそうです)が執り行われたニュースが放映された後、たくさんの氏子崇敬者󠄀や崇敬団体から、是非、尾鷲神社に於いても特別な祈願をとお声をいただきました。
そこで、皆様の篤き尊きお志・お気持を重く受けとめ、コロナウィルス感染症の沈静終息を願う尾鷲神社特別祈願祭を6月12日、午前9時より執行しました。
今回は特別祈願祭でしたので、本殿御扉を開き、感染症終息を祈願する祝詞を奏上して、尾鷲神社・行法秘伝の「十種神寳(とくさのかんだから)太鼓大祓」を奉仕し、主祭神、武速須佐之男命の茅輪神事にまつわる疫病祓󠄀の神威をいただきました。
最後に当社で神様のお使いとして崇敬の的となっている神宝、獅子頭のご縁起をいただく御獅子(オシシ)祓󠄀を行い、祈願祭をおさめました。
このような時だからこそ、今までの歴史、国風を踏まえて、神事を執り行い大神等の神威発揚に努めねばと感じております。
また、この祈願祭に際し、初穂料、御神酒等をお供え下さった相模興玉宮様、德榮丸・沖中様、はし佐商店様、紀南モラロジー事務所代表の楠様、昭和環境管理㈲の枡田様を始め、氏子崇敬者󠄀有志の皆様には、衷心より感謝御礼申し上げる次第です。