尾鷲神社には、西南の役、日清、日露、そして、先の大東亜戦争で家族のため、国のために二つと無き尊い命を捧げて下さった尾鷲市の戦没者1447柱の御英霊の御霊を合祀し、その戦没者芳名簿を鎮めた招魂社が境内に祀られています。
そして、現在の日本の繁栄と平和があるのは、御英霊の皆様の何事にも代えることができない御功績のおかげであること!そして、靖国、護国の神となられていつもお守り下さるが故であると感謝申し上げ、この戦没者慰霊顕彰の祭りは、宗教などの枠にとらえられず、人間の真心、精神として執り行っていかねばならない事と、毎年、しだれ桜がキレイに咲く頃である4月16日に恒例として尾鷲招魂祭が執り行われております。
今年も三回目の緊急(非常)事態宣言が発令される程、変異株により再び新型肺炎(コロナウィルス)感染症が全国に広がりをみせているため、尾鷲市遺族会の役員有志にだけご参列を願い、去年に引き続き、大変、残念ではありますが、一般遺族、市長などの招待者の皆様のご参列をご遠慮いただく中、宮司以下3名の神職で神事を執行致しました。
今まで以上に何時までも御英霊の御功績を讃えるとともに世界の恒久平和を願う招魂祭を風化させず次の世代に語り継いていく事が大切と感じた祭典でした。
そして、感染症が終息・制圧されたあかつきには、再び思いを抱く人々、皆でしっかりと戦没者慰霊顕彰の祭祀を執り行きたいと思っております。