日本では古くから春先に豊作を祈り、そして、秋にその実りを祝う自然信仰があり、春分以前に山の神様(祖先の霊)を山から里に迎えて、秋分以降に里から山へお送りする風習が生まれました。(祈年祭と新嘗祭)
そして、天文学的に昼と夜の長さが等しくなる日を秋分の日(彼岸の中日)と呼び、宮中において歴代天皇並びに皇族の霊をまつる日と明治時代に定めました。(秋季皇霊祭)
このような風習などから秋分の日に「祖先を敬い、故人を偲ぶ日」として国民の祝日に制定されました。
尾鷲神社では、天照大御神と日の刻と月読命の夜の刻が同じとなる自然の摂理を祝うと共に先祖を敬う日として秋分祭を執り行っております。
今年の9月最終の祝日は、残念ながら参拝される方がおりませんでした。
これからもたくさんの皆様のご参列を心からお待ちしております。