令和の御代を厳かに迎えた早朝5時半頃から尾鷲ロータリークラブの皆様による神社清掃の奉仕活動がありました。
若干、雨が残る中でしたが、ご自分のご都合が許す限りたくさんの会員の皆様が竹ぼうきなどを使って境内の至るところをキレイにして下さいました。
最後に皆で神社を参拝し、この新しい時代「令和」が素晴らしい時代になるようにお祈りをしていました。
この姿に神社職員一同、令和の御代もしっかり神明奉仕に務めていかねばと改めて感じた次第です。
毎日20℃を超え、汗ばむような毎日が続く春真っ盛りの4月24日(水)、一般社団法人 三重県建設業協会尾鷲支部様を始め建設業労働災害防止協会 三重県支部尾鷲分会様、又、三重県火薬類保安協会尾鷲支部様合同の年度安全祈願祭が執り行われました。
この組織は、この東紀州で土木建設業などに関係する業社により形成されていて、この時期の総会にあわせご祈願奉仕しております。
今年も建設業協会尾鷲支部様を始め各協会の皆様ご参列の中、修祓 → 神德太鼓による太鼓大祓 → 安全祈願祝詞 → 神社伝承の剣金幣祓と執り進め、支部長 平野様他、ご参列の皆様の玉串拝礼を行いました。
最後に、神宝・獅子頭の御縁起よりオシシ祓いをお受けいただき、挨拶で東紀州地域の活性を皆で祈念し安全祈願祭をおさめました。
大神等の御神徳を戴きまして、関係業社様の弥栄を心よりお祈り申し上げます。
今年もあと1ヶ月余りとなった良き日である12月3日に恒例の注連縄祓いが主婦の店セントラルマーケット尾鷲店で執り行われました。
㈱主婦の店様では、毎年、お客様が新しい年を心安く穏やかに迎えてもらおうと注連縄飾りなどをご用意しており、これらに氏神神社の尾鷲神社の分御霊を戴くために注連縄祓いを執り行っております。
今年も㈱主婦の店様をはじめ、関係者の皆様により精魂込めて調製された注連縄を台に乗せ、その前に神饌を供えて清祓い式が行われました。
北裏社長、他、各店長の参列する中、祈願祝詞を奏上し、大麻(オオヌサ)と切麻(キリヌサ)で注連縄をお祓いし、大神等の御稜威を授かりました。
最後に参列者全員、ひとり一人、今年の御守護の感謝と新しい年も良き年と祈りを込めて玉串拝礼をしました。
ちなみにこのお祓いの後、各店補に注連縄を持って行き、店頭に並ぶそうです。
皆様も大神等の御稜威を戴きまして良き年をお迎え下さい。
山並も鮮やかに色付いた秋の良き日に、三重県漁業協同組合連合会様が恒例としております魚供養の祈祷に来られました。
人間が生きていくためには、必ず食事をします。つまり、自分達の生命を守るには、魚や肉、穀物(米)、野菜などを食べて生活して行く事になります。
この私達が食べているもの全てに命があり、それをもらって人間は生命をつなげていることになります。
このような観念から、普通に生活しているだけで知らず知らずに犯してしまう罪障があると神道では考えられており、夏越と年越の大祓式を執行しています。
三重県漁業協同組合連合会様では、ご職業上から鯛やハマチなどの海の幸を捌く事があり、その高いお志から毎年、魚の供養を神前で執り行っています。
太鼓大祓!祝詞!そして魚たちの御霊幸え給えと玉串を捧げお参りしました。
これからも大神等のお導きをいただきまして、御社ますますご繁栄をご祈念申し上げます。
熊野灘部隊とは、本土の守護と先の大戦(大東亜戦争)時、この尾鷲の土地へ潜水母艦「駒橋」を中心とした遥か関東東北から総勢314名の軍人により組織された海軍の部隊です。
今より遡りし昭和20年7月28日の早朝、連合軍の戦闘機の奇襲攻撃に遭い、当時、国土や国民、そして尾鷲を守るため、勇敢にも連合軍と交戦したのが熊野灘部隊でした。
当時、終戦が間近だったため、戦局もかなり不利だったにもかかわらす、部隊は嵐の様に着弾降り注ぐ中雄々しく戦い抜きました。
がしかし・・・空爆は10時間程続き、尾鷲湾に配置されていた「駒橋」他、多くの戦艇が沈められるとともに147名の尊き命が犠牲となりました。
この147名のご英霊は、それぞれ出身地での護国神社にお祀りされているでしょうが、御亡骸の多くはこの尾鷲にあります。
そこで、その関係者や尾鷲の有志の人々によって、熊野灘部隊慰霊顕彰会を発足し、慰霊祭を執り行ってきました。
熊野灘部隊慰霊顕彰会のお志に、氏子総代会も賛同し神社に慰霊碑を建立して、毎年、慰霊祭を執行する事となり現在に至っております。
今年は7月29日(日)、午前10時30分に慰霊祭を執り行う予定でした。
ところが、29日の未明に時季珍しい台風12号が三重県伊勢市に上陸したため、同日の執行は無理か?と思われました。
しかし、熊野灘部隊の御英霊を始め大神等の御守り導きを頂戴し、大雨、強風ともに大したことなく過ぎたため、予定通り熊野灘部隊慰霊祭を執り行なう事が出来ました。
73年後の現在に、このような御英霊の尊き神威を目の当たりにして、改めて、この戦没者慰霊顕彰祭は、永く言い伝えて執り行っていかねばならぬと感じました。
昨今、政教分離や憲法違反などと様々な事をいう人もおりますが、国家国民のために尊き命を燃やして下さった御英霊の慰霊顕彰の祭典は、宗教や政治など関係なく「日本人の心として」たくさんの方々にお参り頂くべきだと思っております。