秋晴れの心地よい日差しが境内に注いだ11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執り行いました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年も氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏と田畑氏より御神酒、井脇様よりリンゴ壱󠄀箱、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
地元の高校生の舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代約10名、氏子崇敬者約13名、あわせて20名以上の参列者とともに今年の様々な実りやご加護に感謝申し上げました。
そして、コロナウィルス感染症の拡大防止と終息も祈願しました!
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
昨日からの雨も早朝には止み、一段と空気が美味しく感じる11月3日(火)午前10時より明治祭を執り行われました。
一般に「文化の日」と呼ばれる祝日ですが、ご存知の通り、この日は明治天皇がお生まれになった日(明治節)です。
鎖国していた日本が明治天皇の示された五箇条のご誓文、教育勅語などの詔(みことのり)により国体(国風)定めて、世界の強国に追いつこうと日本を近代化へと図り進めた結果、今の日本の繁栄と平和につながっております。
今回も日本の近代化の礎にお力を注いで下さった明治天皇の御功績を称えて感謝申し上げ、コロナウィルス感染症の影響もあり自ら命を絶ったり、幼き子を虐待するような心の病(精神)にとりつかれる人々が見られるため、再び日本の良き国風に正し御導きいただくように祈願しました。
これからも御皇室の弥栄と萬世一系の継承が途切れる事無く続いていきますように心からお祈り申し上げます。
尾鷲神社では、地域の活性と氏子達のご多幸を祈念して干支大絵馬を作成し、新年、境内に飾っております。
その作成を14年前より、氏神神社の文化伝統の伝承・継承と町おこし、更に青少年育成活動のひとつとして、尾鷲高校美術部と書道部に協力を願って、恒例行事として神社側が選んだ干支絵馬のデザインを大きな絵馬板に写し描いてきました。
そして、その行事も干支をひと回りしたこともあり、昨年からは子ども達の更なる啓発活動として取り組もうと、デザインから生徒達に作成してもらう事となりました。
今年も引き続き尾鷲高校美術部・書道部の子ども達に干支絵馬のデザインを考えていただきました。
そして、今日(9/25)、その干支絵馬デザイン発表会を神社で行いました。
報道関係社の集まる中、生徒達より来年の干支絵馬(丑~うし)のデザイン画が発表され、記者達の質問に「今年はコロナのようなことがあって大変だったので、来年は良い年なってもらいたいと願い縁起物の松竹梅を背景に描いたり、丑の絵がかわいいタッチなので目を力強くした。」とか「丑にも縁起を担いで福俵と御神紋を入れた。」など様々な感想が聞かれました。
正に尾鷲のならではで、ここにしかない!オリジナル干支絵馬!
この絵馬が来年、神社を飾る干支大絵馬に!そして、初詣などで訪れる参拝者の授与する干支絵馬になります。
この干支大絵馬と今まで作成してきた大絵馬13枚が、新年、神社境内を彩ってくれるのが今から待ち遠しい限りです。
心地よい涼しい風がただよう秋晴れの9月21日(月)、午前10時より敬老祭を執り行いました。
修祓→一拝→献饌と進め、祝詞では現在の日本の繁栄に尽力して下さったことに対する感謝とこれからも元気でご長寿いただく事を祈念しました。
続いて、玉串拝礼→撤饌→一拝を行い祭典を閉じました。
これからもたくさんの皆様のご参列を心からお待ちしております。
うだるような暑さが続く夏をむかえ、尾鷲も毎日朝から30℃を超える中、8月15日(土)午前9時、8月月次祭を執り行ないました。
例年だとお盆は帰省や観光客で賑やかになるのですが、今年はコロナウィルス感染症の影響で町中も寂しく参列者もいないと思っていました。
しかし、このような時だからこそ6名の氏子崇敬者󠄀がご参列下さり、その尊きお志と共に、まずは、大神等にコロナウィルス感染症の沈静・終息を祈願しました。
そして、8月15日は一般的には終戦日といわれています。
しかし、この日は正確には日本国が無条件降伏を受け入れて停戦状態になった日で、厳密に言えば連合国の占領政策が終え、日本が独立国として国家主権を回復した昭和27年4月28日(サンフランシスコ講和条約の発効)が本当の終戦日です。
とは言え、日本人にとって、戦争を終結することを知った8月15日、この日を終戦日と感じるのも最もです。
尾鷲神社では8月月次祭に合わせ、現在の日本の繁栄は、先の戦争で国のため、家族のためと戦い、尊き生命を燃やしていった御英霊のおかげである事を忘れてならないと御霊なごめ祭も執行しております。
今年も御霊なごめの祝詞を奏上し、最後に参列者の皆様と共に黙祷を捧げました。
様々な意見があるようですが、この戦没者慰霊顕彰には、政治(外交)や政教分離などは全く関係ありません。そして、決して影響を受けてならないものです。
日本人として、その尊き「こころ(精神)」を見忘れず、来年の御参拝をお待ちしております。