元始祭とは、絶えることなく脈々と継承されてきた天皇のお位の根本、神話で天孫降臨により国土を治めるようになった由来を祝うお祭りです。
この尊きお祭りは宮中祭祀のひとつとして、畏くも天皇陛下おんみずからご奉仕されます。
尾鷲神社では、1月3日に元始祭と称して、日本の国の成り立ちに重き要素である皇位継承を祝い、皇室の弥栄と国の隆昌を祈念しております。
又、その祝いのために主祭神の武速須佐之男命の神話、八岐大蛇退治で使われた御神酒の御奉納を遠近の酒蔵様にお願いしたところ、その高き厚きお志から9社の酒蔵様並びに酒造関係者様などから化粧樽や御神酒を毎年御奉納戴いております。
今年もたくさんの御神酒に囲まれて、大神等の大神威を蒙りながら皇室の弥栄と国の隆昌を共にコロナウィルス感染症の終息を祈り、更に奉献酒蔵様の事業繁栄と伝統護持も同時に祈願致しました。
今年も皆で集い和める日常に戻るように日々の神明奉仕に努めて参る所存です。
奉献酒蔵様のご紹介(継承略)☞寒紅梅酒造・尾﨑酒造・河武醸造・伊藤酒造・宮﨑本店・稲垣 酒蔵場・若戎酒造・みんぜん・㈱Yアルコ
*奉献酒蔵様の情報は、神社ゆかりのリンク・サイトをご覧下さい!
明けましておめでとうございます!
今年は昨年流行したコロナウィルス感染症のため、年を迎える例年の風景である年越し太鼓やかがり火、ふるまいの御神酒・甘酒などの年越し行事は全て取り止めと致しました。
しかし、大神等は当然この地にお鎮まり戴いておりますので、神事(祭典)は執り行います。
午前零時、鎮めの大太鼓の打ちはじめを合図に歳旦祭を執行!
氏子を代表して武田総代会長にご出席いただきました。
いつもなら約100m程の列を作って年明けを待つ参拝者も今年は各々で自粛されたようで、わずか10人ぐらいが並んでいる状況でした。
今年も大神等の御稜威を頂戴きまして、国民皆でコロナウィルス感染症に打ち勝ち、ますますのご多幸を心より御祈念申し上げます。
尾鷲神社 宮司 加藤守朗
少し朝の冷え込みがおさまった年の暮れの12月27日(日)に大楠注連縄掛神事が執り行われました。
今年は神木(大楠)の6月下旬の注連縄がコロナウィルス感染症の影響で止むなく中止となりましたため、今年初めての締め換えが来年を良き年と迎える神事となりました。
今月の初旬に神社総代、氏子有志の皆さんが協力し〆打ち(注連縄作り)したものを大楠の前に並べて、午前8時30分、武田総代会長、他、氏子総代が約50名程が集まり神事を行いました。
新年を迎えるにあたり、神社総代が日々の感謝を込めて〆打ち奉仕したことや、注連縄掛が過ちなく無事に終えることを祝詞で祈願し、大楠と作った注連縄の清祓いを行い、いよいよ張替です。
要所に脚立などを立て掛けて、古い注連縄を外して新しいものに締め替えました。
続いて手分けをして神社の鳥居や各所に注連縄を新しくして、正月飾りと提灯や歴代の干支大絵馬も境内に飾り付けました。
新しい注連縄を纏った大楠!や提灯などで飾られた境内!平和の夫婦楠と、新しい年こそコロナウィルス感染症の終息を願っている氏子崇敬者に御神力を分け授け下さることでしょう!
皆様にとっても令和3年が素晴らしい年となりますように!