お正月・ヤーヤ祭り・おひなさままつりと新しく令和時代を迎えても今までと変わらない賑やかで忙しい日々が続いておりましたが、19日におひなさままつりを閉じ、日常の風景に戻りました3月20日(金)、午前10時より祈年祭を執行しました。
以前に神社の祭典の種類は、大きく小祭式・中祭式・大祭式の三つあり、祈年祭は新嘗祭・例祭(ヤーヤ祭り)とで、三大祭と呼ばれている大祭式󠄀のお祭りだと説明しました。
他の神社では、よく2月17日に行われる様ですが、尾鷲では2月に例祭(ヤーヤ祭り)があるため、古くからこの春分の日に祈念祭を執り行っております。
仲総代副会長をはじめ、氏子・総代・崇敬者が約20名が参列し見守る中、「ギッ、ギッギー」と神々しく本殿御扉を開け、五穀豊穣、皇室の弥栄、国家安寧と共に尾鷲市の繁栄を祈願・・・そして、今年は新型肺炎コロナウィルス感染症がパンデミックとなり、世界各国で非常事態宣言を出す程となっているので、その沈静祈願もあわせ祝詞奏上しました。
最後に祈願成就と舞姫による「浦安の舞」を奉奏して、皆で玉串拝礼を執り行いました。
大神等の高き尊き大神徳を以て、全世界をお導きいただき、一日も早く平穏な社会に戻る事を心からお祈り致します。
日ごとにあたたかくなり、春の訪れを感じさせる3月15日(日)に3月月次祭を執り行いました。
2月月次祭、3月月旦祭に引き続き、今回も世界保健機関(WHO)もパンデミックと認めた世界の国々で大流行し始めている新型肺炎(コロナウイルス)の拡大防止を大神等の御神威を頂戴し、いち早く終息する事をを祈願しました。
特に主神祭であるスサノヲ命は、茅輪神事の古事から疫病除けの御神徳が有名です!(*ホームページ「夏越の大祓 茅輪神事」をご参照)
一人ひとりが清き明き誠の心で神の御意のまにまに勤しむことが大切だと感じた月次祭でした。
これからも氏子崇敬者の皆様のご参列、心からお待ちしています!
尾鷲神社では、3月8日をお宮の日と称して人形供養祭並びに結納品お納め祭を奉仕しております。
これは、三重県神社庁の教化活動の一環として、平成10年から地域社会への貢献を目指して、県下挙げて各神社でその特色を活かしたものをと検討し、当時から人形や結納品を納めたいとの問合せが多々見られたことから取り組んできました。
祭典奉仕し始めてから20年以上の歳月が経ちますが、三重県内でも祭りとして執り行っている神社ははとんどない(寺院はありますが)ようで、現在では県外からも人形供養に来られる方もおられます。
来られた方々の話を聞くと、長年愛着を持って大切にしてきた人形には、その思いやたましいが宿っているような気がするので、はやり神社でお祓いし供養して納めたいとの事です。
今年は朝から・・あいにく雨でしたが、屋根のある弓場を祭場(潔斎場)として朝8時から受付開始!お宮の日に持ち込む人形などはガラスケースなどのままで納めて良いことになっているため、神社総代の皆様には早朝から集合していただき、人形とケースなど区分けして並べてもらうように奉仕をお願いしました。
午前11時に祭典を執行!区分けしてもらった人形、ぬいぐるみ他合わせて200~300体程が集まり、清祓い(性根抜き)をして供養を執り行いました。
ちなみに、この人形供養祭並びに結納品お納め祭は、全国でも祭典として行っている神社は数少ないようです。
尾鷲神社では、氏子・崇敬者からの要望がある限り、お宮の日を続けていく所存です!
早朝、久しぶりに厳しい寒さとなった3月1日(日)、午前9時より3月月旦祭を執り行いました。
先の2月の月次祭でもクルーズ船や亡くなった方もいらしたので、一度祈願をしておりましたが、その後の状況と今回、日本政府より感染症拡大防止に対する基本方針が発表(全国の小学校、中学校、高校等の休校など)されたので、今一度、大神等の御神威を仰ごうと改めて祝詞を作成し祈願しました。
12名の氏子崇敬者󠄀が参列する中、茅輪神事に伝わるスサノヲ命の疫病除けの御神威発揚を願う祝詞を奏上!
次に祓󠄀太鼓で名高き神德太鼓により太鼓大祓を斎行し、最後はひとり一人玉串を奉り祈願しました。
全世界がいち早く元の状態に戻る事を心より祈念致します。
昨年、上皇陛下の御譲位の思し召しにより御代替わりをがなされて、今年から天皇誕生日(天長節)が2月23日となりましたので、午前10時より天長祭を執行しました。
天皇陛下はご存じのように国家の平穏、世界平和と国民の幸せを祈る祭りをなさっている尊きお方です。
だからこそ古くから現人神(あらびとがみ)と称えられて、日本にとって、天皇陛下の存在は、とても大切で国風の要(かなめ)なのです。
今回は、元号が令和になって初めての天長祭でしたので、まず第126代目にご即位なさり、萬世一系を守り続け下さった事に感謝し、参列者と一緒にお祝い申し上げました。
最後に、参列者の皆さんと声高らかに国歌「君が代」を斉唱して祭典をおさめました。
日本人として我が国の歴史、伝統をしっかり学び理解し、そして伝えていくこと!
これこそ神社の存在価値であり、又、祭りの意義(祭祀の厳修)することです。