午前中に巻藁を作った1月6日(日)に各祷務町に出向き、梼屋開き式を行いました。
今年も1番梼:矢浜町☞2番梼:北町の順番で行いました。
梼屋開き式には各祷務町の祷屋に祷人を始め汐撫(しおなで)・弓射(ゆみゆい)の参役と子役・町民等が集まり、町の繁栄と2月の本祭まで氏子町の代表としてお祭が無事に行えるように梼務町の役目を務められる事を祈念しました。
特に祷屋開きで大切な作用は、初御弓の儀です。これは斎主と各町の弓射がその役を務めるに当たり、神の依代である巻藁に張った的を射貫く所作です。
今年も各祷の弓󠄀射がしっかり務めました!
今日から本祭(2月ヤーヤ祭り)までの約1ヶ月!尾鷲の町はお祭りの準備で忙しくなります!
吐く息も白く、寒さが一段と厳しくなった1月7日(日)に尾鷲神社例大祭(ヤーヤ祭り~2月1日から5日)に向けて、その始めとして巻藁結神事を行いました。
尾鷲神社のヤーヤ祭りでは、氏子20町のうちの2つの町が梼を務めており、今年は1番梼:矢浜町、2番梼:北町が梼務を受けております。
先ずは、午前8時00分に祷務町の人達が集合し、神社で祈祷を行い、境内で梼屋で神の依代となる巻藁(藁を大きく束ねたもの)を作ります。
次に、祭りで使用する荒薦(あらごも)2枚も作成し終えると、各祷務町は巻藁と荒薦を町へ持ち帰り、午後からのの祷屋開きに備え祷屋の装飾設営にかかります。
今年も祷務町の矢浜町と北町の氏子が揃い、巻藁作りに精を出していました。
コロナ禍から縮小されていた祭事(氏子の神事)が、今年はいよいよ復活します。
乞うご期待!
元始祭とは、絶えることなく脈々と継承されてきた天皇のお位の根本、神話で天孫降臨により国土を治めるようになった由来を祝うお祭りです。
この尊きお祭りは宮中祭祀のひとつとして、畏くも天皇陛下おんみずからご奉仕されます。
尾鷲神社では、1月3日に元始祭と称して、日本の国の成り立ちに重き要素である皇位継承を祝い、皇室の弥栄と国の隆昌を祈念しております。
又、そのお祝いのために主祭神の武速須佐之男命の神話、八岐大蛇退治で使われた薦樽・御神酒の御奉納を遠近の酒蔵様にお願いしたところ、その高き厚きお志から7社の酒蔵様と2社の酒造関係者様などから化粧樽や御神酒を毎年御奉納戴いております。
今年もたくさんの御神酒に囲まれて、大神等の大神威を蒙りながら皇室の弥栄と国の隆昌を祈り、更に奉献酒蔵様の事業繁栄と伝統護持も同時に祈願致しました。
今年も皆で和める日常と世界の恒久平和を願い、日々の神明奉仕に努めて参る所存です。
奉献酒蔵様のご紹介(継承略)☞寒紅梅酒造・尾﨑酒造・河武醸造・伊藤酒造・宮﨑本店・稲垣 酒蔵場・若戎酒造・みんぜん・㈱Yアルコ
*奉献酒蔵様の情報は、神社ゆかりのリンク・サイトをご覧下さい!
明けましておめでとうございます!
午前零時、鎮めの大太鼓の打ちはじめを合図に歳旦祭が執り行われました。
昨年、コロナウィルス感染症が5類となった事もあり、今年はコロナ禍以前のように若い人達が徐々に境内に集まり始め、新年を迎えた午前零時には、40~50人ほどの行列が出来ておりました。
かがり火は強風のため取り止めとなりましたが、子ども達を中心とした年越し太鼓は盛大に行われ祭典が厳粛に執り行われる中、初詣の参拝者は途切れることなく鈴を鳴らし、今年1年の御守護と各々の願い事を祈っていました。
どうぞ!今年も大神等の御稜威を頂戴きまして、ますますのご多幸を心より御祈念申し上げます。
尾鷲神社 宮司 加藤守朗
朝の冷え込みが厳しい年の暮れの12月24日(日)に大楠注連縄掛神事が執り行われました。
神社の神木の大楠と祖楠は6月と12月の2回、大注連縄を締め換え、特にこの年末は、来年を良き年と迎えるようにと境内を始めとする神社各所の注連縄も取り替えています。
今月の初旬に神社総代、氏子有志の皆さんが協力し〆打ち(注連縄作り)したものを大楠の前に並べて、午前8時30分、仲総代会長、他、氏子総代が約50名程が集まり神事を行いました。
新年を迎えるにあたり、神社総代が日々の感謝を込めて〆打ち奉仕したことや、注連縄掛が過ちなく無事に終えることを祝詞で祈願し、大楠と作った注連縄の清祓いを行い、いよいよ張替です。
要所に脚立などを立て掛けて、古い注連縄を外して新しいものに締め替えました。
続いて手分けをして、向拝や神社各所の注連縄を新しくして、正月飾りと提灯や歴代の干支大絵馬も境内に飾り付けました。
新しい注連縄を纏った大楠!や提灯などで飾られた境内!平和の夫婦楠が新しき年は世界で戦いがない良き年を願っている氏子崇敬者の皆様に御神力を分け授け下さることでしょう!
皆様にとって令和5年が素晴らしい年となりますように!
今年も残すところ約1週間となり、冬本番の寒気が降りてきた12月22日(金)、恒例の尾鷲高校美術部・書道部と日本画家、寺岡多佳先生の新年干支絵馬合同奉納式が執り行われました。
尾鷲の子ども達に伝統・文化の護持と伝承のお手伝いと新年絵馬の作成をお願いしてから、今年で尾鷲高校美術部・書道部が17年目、寺岡先生にも有り難く11年目を迎える事が出来ました。
今年は神社に置く干支絵馬のデザインから大絵馬までを尾鷲高校美術部・書道部の生徒達に全て任せて作成するようになって5年目を迎えております。
今年の絵馬は、来年の干支の辰(タツ)に因んで、力強く空を飛び舞う、まるで飛龍の如きパワーで様々な禍事を吹き飛ばす迫力ある猛々しい辰が描かれている素晴らしい干支大絵馬です。
全国で唯一尾鷲にしかないオリジナル絵馬!として新年の神社境内に置かれます。
又、尾鷲高校大絵馬奉納をきっかけにご奉納下さっている日本画家の寺岡多佳先生からも11年目、神紋を抱き守る神々しい龍(タツ)を表現した干支絵馬をお描き下さりお送りいただきました。
全国の神社に絵馬をご奉納している寺岡先生から毎年頂戴する尊きお志には感謝してもしきれません。
今年も寺岡先生の希望にあわせ、高校生達と合同奉納式で披露させていただき弊殿に納め飾る予定です。
初詣にお見えの際は、この二つの干支絵馬も、是非お楽しみ下さい!
師走に入り、新年準備で慌ただしい12月15日(金)、午前9時より月次祭が執り行われました。
1月の月次祭から今日の月次祭まで氏子崇敬者の皆様と様々な祈願してきましたが、今日が今年最後の祈願祭となります。
そして、毎年、この最後の月次祭では、残り僅かとなった令和5年に知らず知らずに犯した罪穢れが残っているなら祓い清め、新しい年を清々しい身体で迎えられるように祈願をしており、今年は更に政治家の裏金問題も祈願しました。
先ずは修祓により下祓い!そして、祈願祝詞の奏上。
次に鎮めの大太鼓と清めの鈴祓いにより残れる罪障をお祓いし、順番に玉串拝礼を行いました。
最後に尾鷲神社・御獅子祓を執り行い、今年最後の月次祭をおさめました。
新しい年も氏子崇敬者の皆様と世界平和と御皇室の弥栄、そして尾鷲を始め日本国の繁栄を祈念していきたいと思っております。
来年もたくさんのご参列を心よりお待ちしております!
12月とは思えない程の暖かな12月10日(日)、年末の〆打ちが執り行われました。
尾鷲神社では、古き昔から伝統として神社の各所を守る注連縄は、神社総代会と氏子有志の清きご奉仕によって奉製して下さっております。
この日は、新しい年を迎えるにあたり、大楠(夫婦楠)と祖楠(おやくす~本殿裏の楠)などに取り付ける大きな注連縄を作りました。
早朝8時頃から神社総代が集まり出し、わらや機材を準備し、仲総代会長以下総勢25名程が参列する中、8時15分に〆打ち清祓い神事を行いました。
神事終了後、作業を開始!神社総代の皆さんは、約18メートルもある大楠(夫婦楠)用を始め、10メートルの祖楠用などの注連縄をすぐって叩いたわらで専用の機械を用いてない、綺麗に仕上げて奉製して下さいました。
これから令和6年を迎えるまでの日々、神社総代をはじめ、崇敬企業、氏子の皆様の明き清き真心で、尾鷲神社の新年の準備が進んでいきます。