国民の祝日である2月23日は、畏くも今上の天皇陛下のお出ましになられた日(誕生日)であります。
この国の歴史や成り立ちからもわかるように、日本における天皇陛下の存在は、とても大切、そして国風の要です。
今年は久し振りに予約なしの一般参賀が執り行われました。「能登地方の人々への御見舞と日本を始め世界の安寧」を祈るお言葉と胸にしみるお言葉を拝聴し、我ら神職も改めて今上陛下に感謝するとともに御皇室の弥栄を祈念し、天長祭を執行致しました。
日本人として我が国の歴史、伝統をしっかり学び理解し、そして伝えていくこと!
これこそ神社の存在価値であり、又、祭りの意義(祭祀の厳修)することです。
午前零時の御扉開き式より約10時間後、梼務町の役人と神社総代等が集まり、由緒祭を執行しました!
これは、遡ること360~70年前、尾鷲神社例大祭が現在のヤーヤ祭りの形として確立したいわれと歴史をご報告してお祝いし、無事執り行えるよう祈願する祭りです。
ヤーヤ祭りは、正月を祝う祭りで古くは正月1日~8日の8日間賑わう祭りです。もともと鎌倉時代から執り行われていた神事(大弓の儀や御獅子の出御など)に、大神等の御神力を戴いて大勝利した戦国時代の合戦を後世まで称え伝える祭事(練りや大名行列など)が江戸時代の初期に合わさり確立したといわれています。
明治時代に太陽暦が用いられて2月1日からとなり、又、戦後の改革により5日制になった現在でも、昔と変わることなく神事・祭事が執り行われており、全国でも貴重で珍しい祭りで「天下の奇祭」と呼ばれています。
祭事では、ヤーヤの練りや薙刀振り、神事では大弓の儀や御獅子の出御が見物といわれておりますので、ご参拝をお持ちしております。
いよいよヤーヤ祭り(尾鷲神社例大祭)の始まりです!
4年振りに通常通りに執り行われるヤーヤ祭り!
今年の梼務町は、1番梼~矢浜町、2番梼~北町です。
この梼務町を中心として今日から5日間、氏子町全員でヤーヤ祭りを盛り上げていきます!!
特に梼務町を務めている矢浜町・北町は大切な神事・祭事の主役を担いますので、かなりプレッシャーもかかりますが、大神等の御神威を戴きながら楽しんで大役を務めてもらえたらと思います。
長期予報では、やや天候が気になりますが、コロナ禍を経て4年振りのヤーヤですので、より一層賑わうことを期待しています!
㊟5日間の詳細日程は、尾鷲神社より画像やPDFでお知らせの令和6年ヤーヤ祭り(尾鷲神社例祭)の日程のお知らせをご覧下さい!
日も昇らずまだ薄暗い1月15日の早朝、今年も無事に新しい年を迎えられたことを感謝申し上げる新年恒例行事となるどんど焼き神事が行われました。
縁起物の祖神(おやがみ)と称えられる尾鷲神社の特大熊手を真ん中に立て、正月飾りや昨年1年お守り下さった神札、御守を焼く焚上場の前で午前7時に祭典を執行!
その後、神社総代の皆さんの奉仕で氏子崇敬者が持ち寄った古神札や御守りを始め今年の正月注連縄などをビニール、だいだいなど不燃物と分別し、焚上場に運び(といっても火力が強いので投げ込みますが・・・)、焚き上げ行事を11時まで行いました。
又、今年も、お供えした餅と寒紅梅酒造㈱からご奉納戴いた酒粕を使用し、恒例となっている餅の焼き餅とふるまい甘酒のおもてなしも行いました。
「どんどの火」に当たると一年間、無病息災で良い年になる!」と古くから言い伝えられていることと、その火で焼いた餅も食べると風邪をひかないとも言われているため、平日にもかかわらず火に当たりながら焼き餅、甘酒をいただく参拝者が大勢いる程の盛況でした!
皆さん!どんどの火に当たり、今年1年無病息災でありますようご祈念申し上げます。
午前中に巻藁を作った1月6日(日)に各祷務町に出向き、梼屋開き式を行いました。
今年も1番梼:矢浜町☞2番梼:北町の順番で行いました。
梼屋開き式には各祷務町の祷屋に祷人を始め汐撫(しおなで)・弓射(ゆみゆい)の参役と子役・町民等が集まり、町の繁栄と2月の本祭まで氏子町の代表としてお祭が無事に行えるように梼務町の役目を務められる事を祈念しました。
特に祷屋開きで大切な作用は、初御弓の儀です。これは斎主と各町の弓射がその役を務めるに当たり、神の依代である巻藁に張った的を射貫く所作です。
今年も各祷の弓󠄀射がしっかり務めました!
今日から本祭(2月ヤーヤ祭り)までの約1ヶ月!尾鷲の町はお祭りの準備で忙しくなります!
吐く息も白く、寒さが一段と厳しくなった1月7日(日)に尾鷲神社例大祭(ヤーヤ祭り~2月1日から5日)に向けて、その始めとして巻藁結神事を行いました。
尾鷲神社のヤーヤ祭りでは、氏子20町のうちの2つの町が梼を務めており、今年は1番梼:矢浜町、2番梼:北町が梼務を受けております。
先ずは、午前8時00分に祷務町の人達が集合し、神社で祈祷を行い、境内で梼屋で神の依代となる巻藁(藁を大きく束ねたもの)を作ります。
次に、祭りで使用する荒薦(あらごも)2枚も作成し終えると、各祷務町は巻藁と荒薦を町へ持ち帰り、午後からのの祷屋開きに備え祷屋の装飾設営にかかります。
今年も祷務町の矢浜町と北町の氏子が揃い、巻藁作りに精を出していました。
コロナ禍から縮小されていた祭事(氏子の神事)が、今年はいよいよ復活します。
乞うご期待!