秋雨が朝から降り続く11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執行しました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されたといわれています。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年も毎年氏子崇敬者から新米、御神酒、鮮魚(鯛)のご奉納があり、神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
「浦安の舞」も新しい舞姫2名で奉仕し、神社総代10名、氏子崇敬者5名、あわせ15名の参列者とともに今年の様々な実りに感謝申し上げました。
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
清々しい朝日で迎えた秋晴れの良き日の11月15日(火)午前9時より月次祭を執り行いました。
月々の月旦祭・月次祭では世界の平和を念頭において、通常、大神等の御神力を賜わり、参列した氏子崇敬者の皆様と共に世情の様々な事柄に対し祈念しております。
しかし、11月15の月次祭では、世界の子ども達の成長を祈念する七五三祭として執り行っています。
氏子崇敬者が参列する中、尾鷲の子ども達をはじめ、全国の子ども達の健やかなる育成を祈願しました。
これからの日本を背負って立つ子ども達の成長を心からお祈り申し上げます。
尾鷲神社では一年中ご祈祷を受け付けています。特に11月に入ってから毎日(特に週末)七五三の祈祷のご予約をいただき奉仕しております。
今年もコロナ禍の現状と皆様の健康を考慮して、祈祷時間を定めて1回に子どもと付添い合わせて1組5名で各回4組までとして取り組んでおります。
ご祈祷には三才の男女(髪置き)、五才の男子(袴着)、七才の女子(帯解き)がお祝いに来られ、皆、元気な姿で大神等にご挨拶をして、尾鷲ならではの太鼓・鈴のお祓いと共に大神等の更なる御神徳を戴いてもらっております。
祈祷後には、コロナウィルス感染症などの病気に負けない丈夫な身体へと子ども達みずから年の数だけ太鼓を叩きました。
今年も家族と一緒にお下がりの千歳飴やぬり絵と風船を持って、記念写真でポーズをとる子ども達!
これからも健やかに神木・大楠(夫婦楠)の如く、大きくご成長下さいますように心よりお祈り申し上げます。
七五三のご参拝!!お待ちしております!
空気も美味しい秋の季節に似合わない25℃以上の夏日となった11月3日(水)午前10時より明治祭を執り行われました。
一般に「文化の日」と呼ばれる祝日ですが、ご存知の通り、この日は明治天皇がお生まれになった日(明治節)です。
鎖国していた日本が明治天皇の示された五箇条のご誓文、教育勅語などの詔により国体(国風)定めて、世界の強国に追いつこうと日本を近代化へと図り進めた結果、今の日本の繁栄と平和につながっております。
今回も日本の近代化の礎にお力を注いで下さった明治天皇の御功績を称えて、感謝申し上げてこれからも日本を御守り導きいただくように祈願しました。
今年は新しい舞姫2人も奉仕し、又、地元の製作者様から名物の「古道黒糖パン」まで供えられて祭典に花を添えました!
これからも御皇室の弥栄と萬世一系の継承が途切れる事無く続いていきますように心からお祈り申し上げます。
尾鷲神社では、地域の活性と氏子達のご多幸を祈念して干支大絵馬を作成し、新年、境内に飾っております。
その作成を16年前より、氏神神社の文化伝統の伝承・継承と町おこし、更に青少年育成活動のひとつとして、尾鷲高校美術部と書道部に協力を願って、恒例行事として神社側が選んだ干支絵馬のデザインを大きな絵馬板に写し描いてきました。
現在では、子ども達の更なる啓発活動としてデザインから尾鷲高校美術部・書道部の生徒達に作成してもらております。
今年もデザイン画が出来上がりましたので、10月18日、午後4時より神社で干支絵馬デザイン発表会を行いました。
報道関係社の集まる中、生徒達より来年の干支絵馬(卯~うさぎ)のデザイン画が発表され、記者達の質問に「今年は卯からかわいさ・優しさを感じて平和をイメージして描いた。」「尾鷲らしさを表すため干支絵馬にツバキの花を入れた。」「主役は絵なのでデザイン画を活かすようにバランスよく字を書いた。」など様々な感想がありました。
新しい年を縁起良くと日ノ出を見上げるウサギが描かれた安らかな世の中を願うデザイン!
正に尾鷲ならではのオリジナル干支絵馬です!
この絵馬が来年、神社を飾る干支大絵馬に!そして、初詣などで訪れる参拝者の授与する干支絵馬になります。
この干支大絵馬と今まで作成してきた一回り分の大絵馬12枚が、新年、神社境内を彩ってくれるのが今から待ち遠しい限りです。
早朝にひと雨降りましたが、お祭りを行う午前10時にはすっかりと晴れた10月10日のスポーツ(体育)の日に平和祈念祭を執り行いました。
昨年、東京オリンピック2020が開催されましたが、この祝日はもともと昭和39年に戦後、奇跡の大復興の証と東京オリンピック1964が開催された事を記念してできた祝日です。
以前は開会式の行われた10月10日が祝日であり祭典を行ってきましたが、現在では、カレンダー上のスポーツ(体育)の日と定めて奉仕しております。
尾鷲神社では、平和の祭典と言われるオリンピックの精神を踏まえ、ロシア・ウクライナの紛争を始め世界の争い事がなくなり、世界の恒久平和が一日でも早く訪れる事を祈念しました。
これからも皆様のご参列を心からお待ちしております。