当神社の主祭神である武速須佐之男命の姉神を祀る本殿左横に構える境内社の天照大神宮!
天照大神の尊き神威のおかげで、雨を吹き飛ばしていただき、猛暑(曇時々晴れ)の海の日の7月15日の午前11時から行われました。
しかし、この猛暑続きの中、屋外での参列や奉仕(特に舞姫)は、非常に危険と判断し、大神宮本殿の扉を開けて神饌を供えましたが、お祭りは尾鷲神社拝殿で執り行いました。
仲総代会長をはじめ総代12名、他氏子15名の合計27名が見守る中、常日頃から御守り導き戴いている感謝の気持ちとこれからのご指導などを祈る祝詞を奏上、その後、奉祝として地元の中学生の舞姫による「浦安の舞」の奉納が行われました。
最後に、神職をはじめ、参列者の皆様に玉串拝礼を執り行い祭典を納めました。
来年もたくさんの方の御参拝を心よりお待ちしております。
梅雨入りが遅かったせいか、どんよりとした6月30日(日)の午後4時、恒例の夏越の大祓式を執行しました。
今年は、天気が良かった前日の午前中に総代有志が茅取りに行き、当日の午後に設置して下さったおかげで、青々と輝いた茅輪で神事を迎えることができました。
午後4時、神職、総代を含め総勢150名近くの参加者と共に、まず大祓詞を奏上し各々知らず知らずに犯した罪穢れや願いを祈念しました。
そして、各自、切麻を以て自祓(じばらい)した後、皆がおさめた人形代をお祓いして大祓式をおさめました。
次に、夏は当神社の主祭神のスサノヲ命の神話から生まれた神事である茅輪くぐりを執り行います。
(詳細はHPの尾鷲神社のここがすごくね!?を参照して下さい。)
♪♪ みな月の なごしの祓するひとは 千年(ちとせ)の
命のぶといふなり (2回) 蘇民将来(そみんしょうらい)×4回 ♪♪
禰宜と一緒に唱え言葉を歌いながら、神職等が先達する中、人形代、参加者と列を作って茅輪(ちのわ)を8の字を描くように3回くぐりました。
来年も6月30日、午後4時に夏越の大祓式を執行致しますので、たくさんのご参加をお待ちしております!
後日談☞今年も茅輪は7月6日まで設置しておきましたところ、1日以降に来られた大勢の参拝者の皆様にもお喜びいただき、茅輪くぐりを行っておりました!(7月6日記)
尾鷲神社の御神木等の注連縄は、神社総代の皆さんが協力し〆打ち(注連縄作り)したものを6月下旬と年末の年2回、皆で張り替えるのが例しとなっております。
今年は6月23日(日)、午前8時より注連縄作り(〆打ち)を行い、その後大楠の前に神饌と作りたての大注連縄も並べて、仲総代会長、他、氏子総代が集まり、まずは大楠注連縄掛神事を執行!
神社総代が日々の感謝を込めて〆打ち奉仕したことや、注連縄掛が過ちなく無事に終えることを祝詞で祈願し、大楠と作った注連縄の清祓いを行い、いよいよ張替です。
要所に脚立などを立て掛けて、古い注連縄を外して新しいものに締め替えます。
手分けして大注連縄に紙垂を付けて、大楠と祖(おや)楠へ❗
約18mの大注連縄1本で雄楠と雌楠を繋ぎ締め替えました。仕上げに霊験あらたかな大楠のコブに注連縄、紙垂を整えました。
同時に本殿後にある祖(おや)楠~別名:神代楠の張替も行いました。
氏子の皆さんのご協力で厳かに全員で作業にあたり、見事に締め替える事が出来ました。
新しい注連縄を纏った大楠!平和の夫婦楠とこれからも氏子崇敬者に御神力を分け授け下さることでしょう!
春の陽射しが心地よく青々と晴れ上がった5月5日、「子ども縁日」を開催しました。
この「子ども縁日」は地域の子ども達をはじめ、全国の子ども達がスクスクと大きく成長を願うことと保護者の皆様の健康を祈る端午の節句祭に因んで執り行なっております。
これは、今まで端午の節句祭に子ども達が参列する機会が少なかったため、たくさんの子ども達の参加を願うと共に、ゴールデンウィークに尾鷲市の地域活性と本来の主役である子ども達に神社参拝の促進を目指して、長きにわたり地域ボランティアスタッフ「へのへのもへ座」の皆さんに協力をお願いし開催しております。
「子ども縁日」に集まってきた子ども達の中、希望者約50名(保護者も含む)に午前10時と午後1時の2回、太鼓や鈴のお祓いと共に成長安全祈願の祈祷を行いました。
その後は境内で開いているヨーヨー釣りや輪投げ、くじ引きや宝釣り、また、参集殿では体験コーナーとしてぬり絵(無料)などと、大人も子どもも楽しめる催しがズラリと並んでいました。
また、夏日となったこともあり、かき氷コーナーは大賑わいだったようです。なお、他県からも神社参拝に来て「子ども縁日」を楽しんだと感想も頂きました。
年々お越し下さる方々が増えていっており、午前中だけで約1500人強の来社で賑わった「子ども縁日」!結局、閉会の14時を過ぎても人並みが途切れず、終日、子どもの声が飛び交っていました。
まさに古き良き日本の原風景を感じる1日でした。
来年もたくさんの皆様の来場をお待ちしております。
今年のGW(ゴールデンウィーク)も残すはあと2日となり、青空が広がった5月5日(日)の午前10時、午後1時に端午の節句祭を行いました。
このお祭りは、尾鷲の子ども達をはじめ、全国の子ども達の安全成長と共にその成長に全精力を注ぐ保護者の健康も祈願しております。
今年も例年通り地元のボランティアグループ「のへのへのもへ座」の皆様が中心となって「子ども縁日」も開催して、たくさんのご家族が神社に参拝して下さるため、お祭りも午前午後1回ずつ執行しております。
今回は子どもを連れたたくさんの家族が参列して下さった中、祭典は厳かにこれからの日本を背負っていく子ども達の成長をお導き下さいますよう大神等にお願いしました。
来年も、恒例の「子ども縁日」も開催と共に端午の節句祭を行いたいと思っておりますので、たくさんのご家族の皆様のご来訪をお待ちしております。
コロナ禍の影響がなくなり訪れる人々も帰ってきた5月3日(金)の憲法記念日、午前10時に憲法祈念祭を執行しました。
現在の日本国憲法が施行されてから、70数年の年月が過ぎ、世界の情勢も様々に変化しています。
我が国は、昭和27年のサンフランシスコ講和条約(平和条約)で日本は独立国として主権を回復しました。が、当然の権利である憲法改正を行ったことがありません。
同じ国民として何か有事(天災やテロ)の時に真っ先に先頭で取り組んで下さる自衛隊の存在を違法扱いしたままであることに胸が痛んで止みません。
又、昨今のアジア諸外国との関係を踏まえてもなおさらです。
世界の恒久平和のためにも、ひとり一人真剣に考えなければいけない問題です。
朝から雨がふり、湿度も高くこの季節のは珍しくうっとうしさを感じる5月1日(水)、午前10時より5月月旦祭を執行致しました。
ゴールデンウィークに入り、全国で地震活動が懸念され、そして、深夜バスの追突事故を始め、さまざまな交通事故が起きています。
そこで今回、この雨の中、一緒に参列して下さった氏子崇敬者16名と、今後、大きな災害、事故がおきないように、又、日本人が培ってきた倫理道徳心を古き良き精神(大和心)に正し、導きいただくようにと祈願しました。
これからも皆様とご一緒に日本の弥栄、世界の平和を祈念していきたいと思っておりますので、たくさんのご参列を心からお待ちしております。
良い天気で始まったゴールデンウィークでしたが、朝からいつ雨が降ってもおかしくない空が広がった4月29日(月)、午前10時より昭和祭を執り行いました。
皆様もご存じの通り、今日は大東亜戦争により占領国になってしまい世情厳しくなった昭和の時代に、正に日本の象徴として、又、大きな柱として様々な行事・業務にお尽くし下さり、日本を奇跡の復興に導かれた畏き昭和天皇のお誕生日です。
そして、世界の恒久平和を願い、世界で類を見ないこの萬世一系が絶えること無く今でも続いているのも、昭和天皇のおかげだと感じております。
今回は、その御功績を称えると共に先の大東亜戦争で軍部が国家総動員法に基づき、本土決戦を一億玉砕という無謀な考えを止め、自らの御命を以て停戦、先ずは被災している国民の支援を導かれた昭和天皇の御神威を授かり、未だに治まらない世界の紛争を止めて下さるように祈願致しました。
今年は氏子崇敬者、又、九州から来られた家族の方々がご参列いただきました。
これからもたくさんの氏子崇敬者󠄀の皆様とご一緒に昭和祭を執行したいと思います。
しだれ桜とともに、八重(古代)桜が開き始めたの4月16日に、恒例の尾鷲招魂祭が執行されました!
尾鷲市は昭和29年に旧尾鷲町、須賀利町、九鬼村、北輪内村、南輪内村が合併して誕生し、その際、尾鷲市は各地域の西南の役、日清、日露、そして、先の大東亜戦争で家族のため、国のために二つと無き尊い命を捧げて下さった戦没者、御英霊の御霊を合祀し作成された戦没者芳名簿を作成し、尾鷲神社におさめ、毎年、尾鷲神社と協力して尾鷲市招魂祭を行ってきました。
残念ながら、国内外の諸事情から戦後50年頃に尾鷲市は、招魂祭を取り止めて尾鷲市戦没者追悼式を開催することとなり、尾鷲神社では戦没者芳名簿を神社に残されたままとなったのを偲び、招魂社奉賛会が結成され、奉献された平和の碑にあわせ、招魂社を建立し、その御社内に尾鷲市戦没者芳名簿をおさめ鎮めております。
つまり、この招魂社には、尾鷲市全体の1447柱の御英霊が祀られております。
現在も御霊をお預かりしている以上お祭りを絶やすことはならないと、尾鷲市遺族会の会長・真井紀夫氏と相談しながら、ご遺族の皆様を始め、市長他、御招待者に招魂祭のご案内をしております。
今年は残念ながら雨のため、招魂社前ではなく尾鷲神社拝殿に約35名のご遺族、御招待者の皆様にご参列いただき、午前10時、太鼓の音を合図に祭典が始まりました。
祝詞で現在の日本の繁栄と平和があるのは、御英霊達の何事にも代えることができない御功績のおかげであること!そして、靖国、護国の神となられていつもお守り下さるが故であると感謝申し上げました。
そして、参列者一同、玉串拝礼を行い、皆で唱歌「ふるさと」を歌い祭典をとりおさめました。
式後に宮司、加藤市長、真井遺族会長よりご挨拶があり、それぞれ御英霊の御功績を讃えるとともに世界の恒久平和を願うことを参列者と共感し、その思いを込めて、濵󠄀中副議長の発声のもと、直会の御神酒をいただきました。
最後にお帰りの際、参列者の皆様に招魂社前で菊の献花を行っていただきました。
この戦没者の慰霊顕彰は、宗教などの枠にとらえられず、人間の真心、精神として執り行っていかねばならない事だと、改めて実感した祭典でした。