早咲きの河津桜が葉桜となり、今度は暖かな春の陽射しとともに他の桜の木が芽吹き始めた三月三十日、神前結婚式が挙行されました。
昔から大楠(夫婦楠)の御神力~HP尾鷲神社のここがすごくね!?の伝承・文化財参照!~もあり、尾鷲では盛んに神前結婚式が行われてきました。(最近は少なくなりましたが・・・)
今回、新婦は尾鷲出身の方でしたが、新郎は何と外国の方でした!
最近では国際結婚などめずらしいわけでもありませんが、背の高い外国の方の和装姿が、なかなか味、愛想があり素晴らしかったです。
結婚式は、新郎新婦お二人のご希望も有り、完全なる神式作法に則り執り行いました。
新郎新婦、ご両家の皆様方に拝殿にお進み願い、まず修祓(お祓い)、一拝、献饌を行い、祝詞にて今日の結婚をご報告しお祝いしました。
次は新郎新婦にご作法をいただきました。
まず、三献の儀(三三九度です)。お二人の愛を確かめ合いながら御神酒を酌み交わしていただきました。
次に誓詞奏上!お二人に「誓いの言葉」を読み上げてもらい、永遠の愛をお誓いいただきました。特に新郎は日本語ができないところ、ローマ字に直してかなりの練習を積んだらしく、立派な「誓いの言葉」を読み上げました。この心は必ず大神等にも届いていると感じまた。
次に、この良き結婚式をお祝いするため、舞姫による「浦安の舞」が奉奏され、今度は、新郎新婦に玉串を奉り大神等に拝礼願いました。
最後に親族固めの杯、参列者の玉串拝礼を執り行い、滞りなく神前結婚式をとりおさめました。
お二人には、末永く仲睦まじい温かなご家庭をお築き下さいます様に❤
そして、その二人の姿こそ世界平和、恒久平和の象徴であれ!と切に願っております。
3月3日は毎年、恒例である桃の節句祭が午後6時から行われますが、その後に尾鷲おひなさままつりの会場のひとつになっている参集殿で、参列した子ども達や保護者の皆様と団欒をもつ集いが行われております。
祈祷参拝後、子ども達がお下がりであるひなあられを片手に参集殿に移動して、もう片方の手に甘酒を持ち、いよいよお楽しみの団欒が始まります。
今年は参集殿に7段飾りをはじめ3段飾り、ケース飾りなどを合わせて15セット!飾っており、子ども達や保護者の皆様も「こんなにたくさんのひな人形を飾るのは、自宅では無理。ここに来るからこそ楽しめる!」との感想をいただき、毎年、神社総代や近所のご婦人達にお手伝い願って飾っているかいがあります。
又、今年も峪口氏にご協力をいただき、紙芝居のご披露がありました。
これもここ2,3年恒例となっている催しです。
今回は、古事記「國生み~イザナギ・イザナミ命のお話」を子ども達にもわかるように、尾鷲言葉や時には大きなジェスチャーを交えておもしろ楽しくご披露下さいました。
ちなみに、國生みの話は、来ている大人も知らない方が多くて、保護者の皆様が感心して聞いていたみたいです。
最後に、みんなで「また今度も集まろう!」と約束して集いを閉じました。
来年の3月3日、皆様のご参列をお待ちしております!
なお、尾鷲おひなさままつり~尾鷲神社参集殿会場は、3月18日(土)まで開催しております。(午前9時~午後3時半)
まだお楽しみになってない方はお立ち寄り下さい!