国民の祝日である12月23日は、畏くも今上の天皇陛下のお出ましになられた日(誕生日)であります。
この国の歴史や成り立ちからもわかるように、日本における天皇陛下の存在は、とても大切、かつ、国風の要です。
この事をわかりやすく例えてみますと、仮に諸外国などで総選挙を行われたとします。すると、その国家の秩序が乱れて、安全面が損なわれることがあります。(実際、クーデターなどが起きたことが・・・)
しかし、日本では、たまに衆・参タブル総選挙が行われることがありますが、通常と変わらず安心して日々の生活を送っております。
これは、まさに国の象徴として国民から畏敬の的である天皇陛下がおられる事により、人心に乱れが生じないからです。 そして、萬世一系を守り続け百二十五代にわたって、国家の平穏、世界の平和と国民の幸せを祈る祭りをなさっている天皇陛下こそ尊きお方なのです。(ですので古くから現人神と称えられてきたのです) 今日は、天皇陛下がおられることに感謝するとともに御皇室の弥栄を祈念し、天長祭を執行致しました。 そして、今回、陛下がお示しになられた御譲位のお気持ちをしっかりと理解し、御皇室が弥栄であるように努めていかねばと思っております。
日本人として我が国の歴史、伝統をしっかり学び理解し、そして伝えていくこと!
神社の祭りの意義することです!
新しい年を迎えるまでのカウントダウン!が始まった12月22日(金)、年末の風物詩となってきた日本画家、寺岡多佳先生と尾鷲高校美術部・書道部の新年干支絵馬合同奉納式が執り行われました。
これは、もともと新年を迎えるにあたり、神社の初詣での催しとして14~15年程前より行ってきた行事でした。
当初は、元美術講師や神社総代で絵心のある方に依頼しておりましたが、地元の若い(高校生)子ども達に尾鷲の文化・伝統・伝承に触れ、故郷をもっと近くに感じてもらう機会になれば考えて、尾鷲高校の方にお願いする事にしました。
校長先生を始め諸先生方にご理解ご賛同を、特に美術顧問の先生からも「生徒達も大きなキャンパス(縦90㎝×横135㎝)に描く事が出来る貴重な体験」とお言葉をいただき、尾鷲高校美術部・書道部による新年干支大絵馬の作成が始まってから今年で11年目を迎えております。
最初、絵馬は毎年焚き上げる予定でしたが、高校生の皆さんが心を込めて素晴らしい干支大絵馬を奉納して下さるので、神社や尾鷲高校にとって貴重な歴史や宝物になると考えて保管することに致しました。
お正月には、新しい大絵馬とともに去年までの全ての絵馬を境内(弓場)に飾っております!
又、日本画家の寺岡多佳先生にも今年で5回目の干支絵馬をご奉納いただいております。
全国の神社に絵馬をご奉納していた先生との御縁は、氏子の方からのご紹介でこの神社にご来社いただきました。そこで、この尾鷲高校の生徒達の絵馬奉納の事をお話ししましたところ、とても感心され、ご自分でもできる限りご奉納して下さるという有難いお志を頂戴しました。
通常、多佳先生の絵馬奉納式も行うのですが、先生がお忙しく、こちらに来ることができないとのお話で「是非、高校生達と一緒に奉納式をして欲しい」とのご要望がありましたので合同絵馬奉納式となりました。
寺岡多佳先生の干支絵馬は、弊殿に納め飾らしていただいております。
初詣にお見えの際は、この二つの干支絵馬も、是非お楽しみ下さい!
今年1番の寒さで迎えた12月18日午前10時、縁起物御霊入れ清祓を執り行いました。
これは、当神社の主祭神、スサノヲ命のこの地方に伝わる古き伝承、縁起物の祖(おや)神~HPの大宝市参照~に因んで行われるお祭りです。
今年も例年通り、来年の大宝市(おおたからいち)~1月1日より三日間~で氏子崇敬者が授与に来る縁起物を拝殿に並べて、大太鼓と清鈴で祓い清めて、大神等の分御霊を戴くために祝詞を奏上、さらに神宝・獅子頭のお力も仰ぎ、剣金弊によって分御霊を授かりました。
尚、縁起物は御霊入れしているため、無くなり次第終わらせていただきますのでご了承下さい。(授与は15日まで)
来年の大宝市(1月1日~1月3日)へ!たくさんの皆様のご参拝を心よりお待ちしております
今年も残り少なくなった13日!主婦の店様の祝い箸祈祷がありました。
これは、主婦の店が毎年、お正月の味物(ためつもの)おせち料理などを祖(おや)神様とともに祝いごちそうになるために上下両方とも丸く調製した木の箸を作り用意するものを大神等の神威を授かり清祓いする祈祷です。
社長様以下、各店長他、数名の社員が祝い箸を案上に供え、太鼓や清鈴でお祓いをして、剣金弊により神威を授かりました。
最後に尾鷲神社の神宝・御獅子の御縁起で御獅子祓いを行い、無事に祈祷を終了!
「この祝い箸とともに祖神・大神等の神威を戴き、来年も良い年になりますように!」と抱負を語る主婦の店様でした。
日々寒さが厳しくなってきた12月10日(日)、年末の〆打ちが執り行われました。
尾鷲神社では、古き昔から神社の各所を守る注連縄は、神社総代会と氏子有志の清きご奉仕によって奉製して下さっています。
この日は、新しい年を迎えるにあたり、大楠(夫婦楠)と祖楠(おやくす~本殿裏の楠)、鳥居などに取り付ける大きな注連縄を作りました。
早朝8時頃から神社総代が集まり出し、わらや機材を準備し、武田総代会長以下総勢19名が参列する中、8時30分に〆打ち清祓い神事を行いました。
神事終了後、神社総代の皆さんは、わらたたきや注連縄しめ、仕上げなどに分かれて作業を開始!
約18メートルもある大楠(夫婦楠)用を始め、10メートルの祖楠用、4メートルの鳥居用などと大忙しに奉製して下さいました。
又、この良き日に尾鷲物産㈱様からご奉納され神前にお供えし、ご報告したマグロ壱尾を、今日ご奉仕いただいた皆様に御縁起で差し上げました。
これから平成30年を迎えるまでの日々、神社総代をはじめ、崇敬企業、氏子の皆様の明き清き真心をいただきながら、尾鷲神社の新年の準備が進んでいきます。
秋の気配を楽しむ間もなく、朝の冷え込みがすっかり冬の到来を感じさせる12月1日(金)に12月月旦祭を執り行いました。
今年最後の月旦祭でもあり、氏子崇敬者の皆様も10名程お集まり下さった中の今回の祭典では、まず、北朝鮮のロケットの発射に対し核廃絶と世界平和を祈願しました。
惟神太鼓の音色と共に様々な思いを持った参列者の皆様の真摯な姿は、きっと大神等もお聞きとめ下さると感じました。
次に氏子德榮丸、沖中様より奉納されたブリ1尾をお供えし、今年一年やり残し無く過ごし新しい年も良き年になるようにと祈願もしました。
今年も月次祭、天長祭、年越しの大祓とお祭りも残り僅かとなってきましたが、ひとり一人の思い・願いが大神等に届き、これからの世情に反映されていく事を期待しております。
皆様のご参拝を心からお待ちしております。