神社の祭典の種類は、大きく小祭式・中祭式・大祭式の三つに分かれています。
その中でも、祈年祭・新嘗祭・例祭(ヤーヤ祭り)は三大祭と呼ばれ、必ず本殿の御扉を開け執り行う大きなお祭りです。
今年も五穀豊穣、皇室の弥栄、国家安寧、そして、尾鷲市の活性・繁栄を祈り、厳かに祈年祭を執行しました。
武田総代会長をはじめ、氏子・総代・崇敬者が約20名が参列し見守る中、「ギッ、ギッギー」と神々しく本殿御扉を開き、祈願祝詞を奏上しました。
大祭式なので、舞姫による「浦安の舞」も奉奏(ほうそう)し、皆で玉串拝礼を執り行いました。
大神等の高き尊き大神徳を頂戴しながら、今年1年間、美し国の良き国と多くの幸福を祈願した一日でした。
日ごとにあたたかくなり、春の訪れを感じさせる3月15日に月次祭を執り行いました。
今回は、参列された氏子数名と共に、毎日、テレビや新聞を騒がしている官僚と政治の乱れを正しく導き下さいますように祈願しました。
森友学園問題で誰が首謀者?など与野党で激しく討議されるのも結構ですが・・・現在の日本を取り巻くアジア諸国(中国、北朝鮮など)、ロシアなどとの安全保障、領土などの外交問題、少子高齢化に起因する医療・介護や年金・格差などの経済面、これからの日本を背負って立つ子ども達のいじめなどを主とする教育問題と、話し合いしっかりと方向づけてもらわなければならない事項が山積です!
それから決して忘れてはならない7年前の東日本大震災。未だに仮設住宅で生活する被災者がいると聞き、当時の義捐金を始め、現在では復興特別所得税により財源が確保されているので速やかに支援を行えるように祈願しました。
一人ひとりが清き明き誠の心で神の御意のまにまに勤しむことが大切だと感じた月次祭でした。
これからも氏子崇敬者の皆様のご参列、心からお待ちしています!
このお宮の日(3月8日)は、三重県神社庁の教化活動の一環として、平成10年から地域社会への貢献を目指して、県下挙げて各神社が取り組んできました。
尾鷲神社では、当時から人形や結納品を納めたいとの問合せが多々見られたことから、この日を人形供養祭並びに結納品焚上祭として奉仕することにしました。
祭典奉仕し始めてから約20年程の歳月が経ちますが、三重県内でも祭りとして執り行っている神社ははとんどない(寺院はありますが・・・)ようで、現在では、たまに県外からも人形供養に来られる方もおられます。
来られた方々の話を聞くと、長年愛着を持って大切にしてきた人形には、その思いやたましいが宿っているような気がするので、はやり神社でお祓いし供養して納めたいとの事です。
今日も朝8時から受付開始!お宮の日に持ち込む人形などはガラスケースなどのままで納めて良いことになっているため、神社総代の皆様には早朝から集合していただき、人形とケースなど区分けして潔斎場(今年は雨でしたので弓場)に人形を並べてもらうように奉仕を依頼しております。
午前11時に祭典を執行!区分けしてもらった人形、ぬいぐるみ他合わせて300~400体程が集まり、清祓い(性根抜き)をして焚上供養を執り行いました。
ちなみに、この人形供養祭並びに結納品焚上祭は、全国でも祭典として行っている神社は数少ないようです。
尾鷲神社では、氏子・崇敬者からの要望がある限り、お宮の日を続けていく所存です
3月3日、外がすっかり暗くなった午後7時に桃の節句祭を執行しました!
この祭は古くは午前中に執り行っておりましたが、ひとりでも多くの子ども達に参列してもらおうと、ここ10年ほど前から夜7時から始めることと致しました。
参列は自由となっており、今年は保護者を含めて、だいたい40~45人の参列者で賑わいました。
祭典はいつも通り、太鼓・鈴によるお祓!ひとり一人参列者の名前をあげて、子どもの健やかなる成長・育成を願う祝詞を奏上しました。
又、この日は特に女児の成長を祈願する古き伝統を重んじ、斎主も女性の禰宜が務めることとなっております。
祈祷後、まず参列した子ども達にひなあられをプレゼント!おひなさまを飾った参集殿で甘酒、ひなあられなどを食べながら、一時団欒を持ちました。
団欒後、恒例となっております氏子の方の奉仕による紙芝居「古事記」のご披露!第3回目の今年は「天の岩戸とヤマタノオロチ退治」の巻でした。尾鷲弁を交えた紙芝居に親子一緒に楽しめた様子です。
最後に次回の巻「大国主とイナバの白ウサギ」が告知され、おひなさままつりが終わりました!
大神等のますますの御神威を授かりまして、子ども(女児)たちが大楠の如く大きく健やかに成長することを心から御祈念申し上げます。
又、来年、たくさんのご参列をお待ちしております。