早朝から陽射しがさし、心地よい秋風が薰る11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執行しました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年は氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏より御神酒、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり、神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
2人姉妹で息が合った舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代11名、氏子崇敬者6名、あわせ18名の参列者とともに今年の様々な実りに感謝申し上げました。
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
山並も鮮やかに色付いた秋の良き日に、三重県漁業協同組合連合会様が恒例としております魚供養の祈祷に来られました。
人間が生きていくためには、必ず食事をします。つまり、自分達の生命を守るには、魚や肉、穀物(米)、野菜などを食べて生活して行く事になります。
この私達が食べているもの全てに命があり、それをもらって人間は生命をつなげていることになります。
このような観念から、普通に生活しているだけで知らず知らずに犯してしまう罪障があると神道では考えられており、夏越と年越の大祓式を執行しています。
三重県漁業協同組合連合会様では、ご職業上から鯛やハマチなどの海の幸を捌く事があり、その高いお志から毎年、魚の供養を神前で執り行っています。
太鼓大祓!祝詞!そして魚たちの御霊幸え給えと玉串を捧げお参りしました。
これからも大神等のお導きをいただきまして、御社ますますご繁栄をご祈念申し上げます。
日々、1日ごとに早朝の冷え込みは厳しくなってきましたが、祭典の始まる頃には、秋の爽やかな風が心地よく感じる11月15日、月次祭を執行しました。
特に11月の月次祭は、七五三祭と称し、三歳男女~髪置、五歳男子~袴着、七歳女子~帯解の健やかな成長を祈願しております。
今回も7名の氏子崇敬者がご参列下さり、いつものように
修祓 → 宮司一拝 → 献饌 → 祝詞奏上と進めた後、
惟神太鼓による太鼓大祓を執り行い、参列者全員で尾鷲をはじめ、日本の七五三を迎える全ての子ども達の安全成長を祈願しました。
最後に順番に玉串拝礼を行い、祭典をおさめました。
これからの日本を支えていく国の宝の子ども達!大きく育っていきますように心からお祈り申し上げます。
皆様も是非、祭典にご参列下さい。
11月4日(日)、青い空の広がった清々しい秋晴れの中、たくさんの七五三参りの子ども達で賑わいました。
尾鷲神社では一年中ご祈祷を受け付けていますが、11月に入ってから毎日(特に週末)七五三の祈祷のご予約をいただき奉仕しております。
ご祈祷には三才の男女(髪置き)、五才の男子(袴着)、七才の女子(帯解き)がお祝いに来られます。
過疎化により子どもが減少しており、10年前と比べると祈祷件数も半分程に・・・しかし、来ていただいた子ども達は、皆、元気な姿で大神等にご挨拶をして、尾鷲ならではの太鼓・鈴のお祓いと共に大神等の更なる御神徳を戴いてもらっております。
祈祷後には、病気に負けない丈夫な身体へと子ども達みずから年の数だけ太鼓を叩いて賑わいました。
家族と一緒にお下がりの千歳飴やぬり絵と風船を持って、記念写真でポーズをとる子ども達!
これからも健やかに神木・大楠(夫婦楠)の如く、大きくご成長下さいますように心よりお祈り申し上げます。
七五三のご参拝!!お待ちしております!
清々しく空気も美味しい秋晴れの11月3日(土)午前10時より明治祭を執り行われました。
一般に「文化の日」と呼ばれる祝日ですが、ご存知の通り、この日は明治天皇がお生まれになった日(明治節)です。
江戸時代の終わりに黒船来襲で日本が開国を迫られた時、日本の国体を護持し植民地にされないようにと時の重人たちにより大政奉還、そして明治天皇を中心に王政復古を果たしました。
この明治維新後に明治天皇が示された五箇条のご誓文、教育勅語などを国体護持の指標として、日本が近代化へと進み、現在の繁栄につながっております。
この日本の近代化の礎にお力を注いで下さった明治天皇を御功績を称えて感謝申し上げると共に、これからも国体を御守り導きいただくことを祈念するお祭りです。
来年はいよいよ御譲位による御代替わりの年を迎えます!
これからも御皇室の弥栄と萬世一系の継承が途切れる事無く続いていきますように心からお祈り申し上げます。
今年1番の寒い朝を迎えた11月1日(木)午前9時より月旦祭を執り行いました。
月々の月旦祭・月次祭では世界の平和を念頭において、通常、今日の世情で気になることや問題視されている事を祝詞にして大神等の御神力を賜ろうと、参列した氏子崇敬者の皆様と共に祈念するのが習わしとなっています。
今回は、現在メディアなどで騒がれている徴用工問題について、祝詞にして祈願しました。
世界平和の観点からも隣国であるアジア諸国、特に韓国とは、お互いの安全保障問題なども踏まえて、友好をしっかりと結び続けていくことが大切だと思っております。
この問題に関しては、敗戦後、先人達の想像を絶する努力のおかげで奇跡のような復興を遂げた1965年(昭和40年)に日韓請求権協定(当時5億ドルの経済協力金)で、両国及び国民の間での全ての請求権が完全、且つ、最終的に解決されています。
これは国際法と照らし合わせて考察しても、韓国側が無理難題をいっていると考えるのが当然であり、他の国でも日本の主張が最も常識的だとの見解が多いようです。
このような韓国側の姿勢では、国として、又、日本人として、どう友好に務めれば良いか?解りません。
しかし、原爆被爆国である日本は、世界の恒久平和を論じることができる唯一無二の国です。
世界の平和のためにも大神等の御神力を仰ぎ、お互いもう少し常識的に理解を深め、友好に務めることができるようにと、13名の参列者と共に祈願しました。
これからも大神等の御神威の発揚に努めて参りますので、たくさんのご参列を心からお待ちしております。