朝のどんど焼き神事でお正月の体制から通常の社頭奉仕へと今年初めての月次祭が1月15日(金)の午前9時から執り行われました。
尾鷲神社では月旦祭・月次祭において、氏子崇敬者の参列を願い、今現在起こっている問題や現象などを祝詞にして、皆で祈願する祭典となっております。
昨年は、中華人民共和国の武漢から始まったコロナウィルス感染症で新しい生活スタイルを余儀なくされてきました。しかし、年末から感染症の拡大に歯止めがかからず、一部で非常事態宣言が発令されていまいました。
残念ながら地球上で生かされている人間ですので、「疫病」から完全に逃れることはできません。
日本では、長い歴史の中で災難がなるべくなきように皆、氏神様をはじめ崇敬神社で祈ってきました。
そして、この「災難」をいち早くおさめるために神々の神威を頂戴し、人々がひとつの願いを叶えてきたのです。これが日本人が培ってきた古き良き伝統~かんながらの教えです。
今年の最初の祈願として、大神の御意の随に人々が生きていくように導きいだだきますこと、そして、コロナウィルス感染症の終息と世界の恒久平和を月次祭に参列した氏子崇敬者達と祈念致しました。
どんど焼きに来られた方々が境内をたくさんザワつく中、いよいよ今年の月旦祭・月次祭も新しい年に向かって始まりました!
今年もたくさんのご参列を心よりお待ち申し上げます。
日も昇らずまだ薄暗い1月15日の早朝、今年も無事に新しい年を迎えられたことを感謝申し上げる新年恒例行事となるどんど焼き神事が行われました。
縁起物の祖神(おやがみ)と称えられる尾鷲神社の特大熊手を立て、正月飾りや昨年1年お守り下さった神札、御守を焼く焚上場の前で午前7時に祭典を執行!
その後、神社総代の皆さんの奉仕で氏子崇敬者が持ち寄った注連縄などをビニール、だいだいなど不燃物と分別し、焚上場に運び(といっても火力が強いので投げ込みますが・・・)、焚き上げ行事を11時まで行いました。
又、今年は、残念ながらコロナウィルス感染症の拡大防止のため、恒例となっている焼き餅と寒紅梅酒造㈱からご奉納戴いた酒粕で作った甘酒のふるまいは中止と致しました。(マスクを外す機会をなくすため)
「どんどの火」に当たると一年間、無病息災で良い年になる!」と古くから言い伝えられていることもあり、平日にもかかわらずたくさんの氏子崇敬者󠄀が注連飾りを持ってご参拝下さいました!
皆さん!どんどの火に当たり、コロナウィルス感染症を吹き飛ばし今年1年無病息災でありますようご祈念申し上げます。
元始祭とは、絶えることなく脈々と継承されてきた天皇のお位の根本、神話で天孫降臨により国土を治めるようになった由来を祝うお祭りです。
この尊きお祭りは宮中祭祀のひとつとして、畏くも天皇陛下おんみずからご奉仕されます。
尾鷲神社では、1月3日に元始祭と称して、日本の国の成り立ちに重き要素である皇位継承を祝い、皇室の弥栄と国の隆昌を祈念しております。
又、その祝いのために主祭神の武速須佐之男命の神話、八岐大蛇退治で使われた御神酒の御奉納を遠近の酒蔵様にお願いしたところ、その高き厚きお志から9社の酒蔵様並びに酒造関係者様などから化粧樽や御神酒を毎年御奉納戴いております。
今年もたくさんの御神酒に囲まれて、大神等の大神威を蒙りながら皇室の弥栄と国の隆昌を共にコロナウィルス感染症の終息を祈り、更に奉献酒蔵様の事業繁栄と伝統護持も同時に祈願致しました。
今年も皆で集い和める日常に戻るように日々の神明奉仕に努めて参る所存です。
奉献酒蔵様のご紹介(継承略)☞寒紅梅酒造・尾﨑酒造・河武醸造・伊藤酒造・宮﨑本店・稲垣 酒蔵場・若戎酒造・みんぜん・㈱Yアルコ
*奉献酒蔵様の情報は、神社ゆかりのリンク・サイトをご覧下さい!