現在のコロナ禍を憂う如く、朝から激しい雨となった4月29日(木)、午前10時より昭和祭を執り行いました。
皆様もご存じの通り、今日は大東亜戦争により占領国になってしまい世情厳しくなった昭和の時代に、正に日本の象徴として、又、大きな柱として様々な行事・業務にお尽くし下さり、日本を奇跡の復興に導かれた畏き昭和天皇のお誕生日です。
そして、世界の恒久平和を願い、世界で類を見ないこの萬世一系が絶えること無く今でも続いているのも、昭和天皇のおかげだと感じております。
今回は、その御功績を称えると同時に奇跡の復興を成し得た昭和天皇の御神威を授かり、未だに治まらないコロナウィルス感染症を終息して下さるように祈願致しました。
来年こそ、たくさんの氏子崇敬者󠄀の皆様とご一緒に昭和祭をお祝いできる様に心から願う1日でした。
尾鷲神社には、西南の役、日清、日露、そして、先の大東亜戦争で家族のため、国のために二つと無き尊い命を捧げて下さった尾鷲市の戦没者1447柱の御英霊の御霊を合祀し、その戦没者芳名簿を鎮めた招魂社が境内に祀られています。
そして、現在の日本の繁栄と平和があるのは、御英霊の皆様の何事にも代えることができない御功績のおかげであること!そして、靖国、護国の神となられていつもお守り下さるが故であると感謝申し上げ、この戦没者慰霊顕彰の祭りは、宗教などの枠にとらえられず、人間の真心、精神として執り行っていかねばならない事と、毎年、しだれ桜がキレイに咲く頃である4月16日に恒例として尾鷲招魂祭が執り行われております。
今年も三回目の緊急(非常)事態宣言が発令される程、変異株により再び新型肺炎(コロナウィルス)感染症が全国に広がりをみせているため、尾鷲市遺族会の役員有志にだけご参列を願い、去年に引き続き、大変、残念ではありますが、一般遺族、市長などの招待者の皆様のご参列をご遠慮いただく中、宮司以下3名の神職で神事を執行致しました。
今まで以上に何時までも御英霊の御功績を讃えるとともに世界の恒久平和を願う招魂祭を風化させず次の世代に語り継いていく事が大切と感じた祭典でした。
そして、感染症が終息・制圧されたあかつきには、再び思いを抱く人々、皆でしっかりと戦没者慰霊顕彰の祭祀を執り行きたいと思っております。
春を通り越した程に気温も上がり、河津に続きソメイヨシノが満開を迎えた4月1日、午前9時より月旦祭を執り行いました。
今日は、参列する14名の氏子崇敬者󠄀と一緒に、大阪や宮城、青森、そして沖縄などの増加現象からも第4波に入ったと懸念されるコロナ禍において、厚生労働省の職員の20名を超える会食、しかもマスクなしで時短営業も無視という不祥事な報道を重んじ、まず国民の模範となる公職に就く人々にしっかりと襟を正すように導きいただくように祈願しました。
尾鷲神社としましても関西・中部地区の非常事態宣言の解除後、様子を見て3月初旬から鈴を戻し御朱印も手書きを再開しました。
が、もし蔓延防止等重点処置が各所で摘要される事態になった場合、祈祷をはじめ、神社に参列される方と職員お互いの健康を考慮して再び鈴緒撤去や御朱印をお持ち帰り用で対応すべきか検討中です。
しかし、これからも祭典等しっかりと奉仕して参りますので、よろしければご参列をお待ちしております。