神社の祭典の種類は、大きく小祭式・中祭式・大祭式の三つに分かれ、その中でも、祈年祭・新嘗祭・例祭(ヤーヤ祭り)は三大祭と呼ばれ、必ず本殿の御扉を開け執り行う大きなお祭りです。
尾鷲神社では、ヤーヤ祭りが2月1日から5日まで賑やかに行うこともあり、祈念祭は3月の祝日「春分の日」に執り行っております。
3月21日(月)、まん延防止等重点措置が解除されましたが、今年の祈年祭もコロナウィルス感染症を考慮し、大事をとって武田会長と責任役員、氏子崇敬者󠄀2名に参列いただき奉仕いたしました。
武田会長たちが見守る中、「ギッ、ギッギー」と神々しく本殿御扉を開き、祈願祝詞を奏上!
又、昨年は取り止めました「浦安の舞」も大祭式なので、地元の大学生に舞姫をお願いし奉仕いたしました。
今年も五穀豊穣、皇室の弥栄、国家安寧、そして、尾鷲市の活性・繁栄を祈り、そして、ロシアのウクライナ侵略やコロナウィルス感染症などの禍事の速やかな終息もあわせ祈願しました。
今年も例年同様、大神等の高き尊き大御稜威を頂戴して、全世界が良き国となり、多くの幸福に包まれることを祈ります。
深夜、久振りに降った雨も朝方には止み、みるみる気温も上がり心地よい日となった3月14日(月)、尾鷲神社に小さなお客様・尾鷲小学校の小学2年生のみなさんが訪れました!
これは、小学校の生活科の学習で「尾鷲の町を探検し、施設等の様子を学ぼう!」という目的のためです。
午前11時40分、子ども達が拝殿のイスにすわって、皆で「よろしくお願いします!」と元気よく挨拶をしてもらい、探検学習が始まりました。
まずは、氏神様である尾鷲神社の説明(創始、歴史、ヤーヤ祭りなど)をなるべく子ども達にわかるような言葉でかんたんにお話ししました。(例えば、神殿 → 神様のおうちなど)
そして、次はいよいよ子ども達から
・神社で、どんなことをお参りすするのか?・ヤーヤ祭りはなんでするの?・神社とお寺の違いはなんですか?とたくさんの質問にお答えしました。
最後に、大きな声で「ありがとうございました!」とお礼の挨拶をして境内に降りて、絵馬殿や大楠の願掛けコブ、お馬堂などを見学して学校へ帰りました。
これからの尾鷲、日本を背負っていく子ども達!大きく育って下さい。
このお宮の日(3月8日)は、三重県神社庁の教化活動の一環として、平成10年から地域社会への貢献を目指して、県下挙げて各神社が取り組んできました。
尾鷲神社では、当時から人形や結納品を納めたいとの問合せが多々見られたことから、この日を人形供養祭並びに結納品おさめ祭として奉仕することにしました。
祭典奉仕し始めてから20年以上の歳月が経ちますが、三重県内でも祭りとして執り行っている神社はほとんどないようで、現在では、たまに県外からも人形供養に来られる方もおられます。
来られた方々の話を聞くと、長年愛着を持って大切にしてきた人形には、その思いやたましいが宿っているような気がするので、はやり神社でお祓し供養して納めたいとの事でした。
今日も朝8時から受付開始!お宮の日に持ち込む人形などはガラスケースなどのままで納めて良いことになっているため、神社総代の皆様には早朝から集合していただき、人形とケースなど区分けして潔斎場に人形を並べてもらうように奉仕を依頼しております。
午前11時に祭典を執行!区分けしてもらった人形、ぬいぐるみ他合わせて200~300体程が集まり、清祓(性根抜き)をしておさめ供養を執り行いました。
ちなみに、この人形供養祭並びに結納品おさめ祭は、全国でも祭典として行っている神社は数少ないようです。
尾鷲神社では、氏子・崇敬者からの要望がある限り、お宮の日を続けていく所存です
尾鷲神社では、毎年、3月3日は桃の節句祭を午後7時に執行し、その後、尾鷲おひなさままつりの会場のひとつになっている参集殿で、参列した子ども達や保護者の皆様と団欒をもつ集いが恒例となっております。
しかし、残念ながら今年もコロナウィルス感染症が未だ治まらないため、尾鷲おひなさままつりが中止となり、桃の節句祭、団欒の集いも取り止めと致しました。
ただし、午前10時に祭典はいつも通り神職だけで子どもの健やかなる成長・育成を願って執り行い、今年は最後にロシアの犯しているウクライナ侵攻の停戦もあわせ祈願しました。
来年は拝殿の飾った男雛・女雛だけではなく、再び7段飾りの京雛を始め、たくさんのおひな様をを参集殿に飾り、たくさんの子ども達とお祝い🎁出来るように務めたいと考えております。
皆様もまた尾鷲おひなさままつりに是非お足をお運び下さい!
国民の祝日である2月23日は、畏くも今上の天皇陛下のお出ましになられた日(誕生日)であります。
この国の歴史や成り立ちからもわかるように、日本における天皇陛下の存在は、とても大切、そして国風の要です。
今年もコロナウィルス感染症の現状をお察しして、まずは国民の安泰をといち早く日本を始め世界の安寧を祈るお言葉を頂戴しました。
その姿に正に現人神の存在を感じ、萬世一系を守り続け百二十六代にわたって、国家の平穏、世界平和と国民の幸せを祈る祭りをなさっている事に感謝し、畏敬の念を募らせるばかりです。
その胸にしみるお言葉を拝聴し、我ら神職も改めて今上陛下に感謝するとともに御皇室の弥栄を祈念し、天長祭を執行致しました。
日本人として我が国の歴史、伝統をしっかり学び理解し、そして伝えていくこと!
これこそ神社の存在価値であり、又、祭りが意義(祭祀の厳修)することです。
今年は、特に寒さが厳しく体調をを維持するのが難しい中、河津桜がキレイに咲いて、来る春の訪れを感じさせる2月15日に月次祭を執り行いました。
現在、平和の祭典である冬期オリンピックで各国のアスリート達が競う中、ロシアによるウクライナ侵攻とその対策としてアメリカとヨーロッパ諸国が武力行使も辞さないような情勢です。
そこで、今回は大きな戦争にならないように祝詞を作成して、皆で一緒に祈願しました。
今までの戦争も宗教の問題や人間の欲得が犯した罪穢󠄀です!月次祭で大神等の神威を仰ぎ、速やかに情勢をしずめて世界の平和と共にコロナウィルス感染症の終息を祈りました。
これからも氏子崇敬者の皆様のご参列、心からお待ちしています!