尾鷲神社では、地域の活性と氏子達のご多幸を祈念して干支大絵馬を作成し、新年、境内に飾っております。
その作成を15年前より、氏神神社の文化伝統の伝承・継承と町おこし、更に青少年育成活動のひとつとして、尾鷲高校美術部と書道部に協力を願って、恒例行事として神社側が選んだ干支絵馬のデザインを大きな絵馬板に写し描いてきました。
現在では、子ども達の更なる啓発活動としてデザインから尾鷲高校美術部・書道部の生徒達に作成してもらております。
今年もデザイン画が出来上がりましたので、10月6日、午後4時より神社で干支絵馬デザイン発表会を行いました。
報道関係社の集まる中、生徒達より来年の干支絵馬(寅~とら)のデザイン画が発表され、記者達の質問に「今年は寅だったのでかわいいタッチではなく、強く雄々しい感じに描いた。」「雄々しい干支の絵でコロナを打ち負かして、更に縁起の良い松竹梅を背景に描くことで来年は良い年なってもらいたいと願った。」など様々な感想がありました。
縁起を担いで御神紋を纏った小槌も描かれた雄々しい寅のデザイン!正に尾鷲ならではのオリジナル干支絵馬です!
この絵馬が来年、神社を飾る干支大絵馬に!そして、初詣などで訪れる参拝者の授与する干支絵馬になります。
この干支大絵馬と今まで作成してきた一回り分の大絵馬12枚が、新年、神社境内を彩ってくれるのが今から待ち遠しい限りです。
まだまだ暑い日が続いておりますが、朝晩の寒暖差に秋の深まりを感じる10月1日(金)の早朝午前9時より月旦祭を執り行いました。
この度、菅総理の総裁選不出馬(事実上の総理辞任)を受け、新しい自民党総裁が岸田文雄氏が選ばれました。
つまり、事実上、岸田氏が内閣総理大臣に内定したことを受け、コロナ禍にある日本を大神等の神威のまにまにしっかりと導いて下さる執行部並び大臣らの選出が行われる様に祈願しました。
今回も、11名の熱心な氏子崇敬者が参列する中、太鼓大祓と共に皆で組閣の件やコロナウイルス感染症の終息を願いました。
これからも神職一同、神明奉仕に務めていく所存です。たくさんの皆様のご参拝を心からお持ちしております!
心地よい涼しい風がただよう9月20日(月)、午前10時より敬老祭を執り行いました。
今回は残念ながら参列者がおらず神職だけで奉仕、修祓→一拝→献饌と進め、祝詞では現在の日本の繁栄に尽力して下さったことに対する感謝とこれからも元気でご長寿いただく事を祈念しました。
続いて、玉串拝礼→撤饌→一拝を行い祭典を閉じました。
これからもたくさんの皆様のご参列を心からお待ちしております。
暑かったとや思いきや・・・梅雨のような雨が降り続くお盆の迎えて尾鷲も朝から大雨となった8月15日(日󠄀)午前9時、8月月次祭を執り行ないました。
今回の祈願は、まず線状降水帯の影響で全国の至るところで集中雷雨による様々な災害が生じておりましたので、この自然災害からいち早くお守り下さるように祈願しました。
この悪天候でありましたが、氏子の方4名がご参列下さる中、大神等にまずはこれ以上、この線状降水帯から発生する災害から日本全国を大難なく御守り下さるように祈願しました。
そして、決して忘れてならないのが8月15日は一般的には終戦日といわれている事です。
正確には8月15日は日本国が無条件降伏を受け入れて停戦状態になった日で本当の終戦は、昭和27年4月28日、アメリカを始めする連合国が様々な占領政策や戦後処理などを終えて、日本が独立国として国家主権を回復した時です。(サンフランシスコ講和条約の発効)
とは言え、日本人にとって、戦争を終結することを知った8月15日、この日を終戦日と感じるのも最もです。
尾鷲神社では8月月次祭に合わせ、現在の日本の繁栄は、先の戦争で国のため、家族のためと戦い、尊き生命を燃やしていった御英霊のおかげである事を忘れてならないと御霊なごめ祭も執行しております。
今年も御霊なごめの祝詞を奏上し、最後に参列者の皆様と共に黙祷を捧げました。
様々な意見があるようですが、この戦没者慰霊顕彰には、政治(外交)や政教分離などは全く関係ありません。そして、決して影響を受けてならないものです。
日本人として、その尊き「こころ(精神)」を見忘れず、来年の御参拝をお待ちしております。