明けましておめでとうございます!
今年は昨年流行したコロナウィルス感染症のため、年を迎える例年の風景である年越し太鼓やかがり火、ふるまいの御神酒・甘酒などの年越し行事は全て取り止めと致しました。
しかし、大神等は当然この地にお鎮まり戴いておりますので、神事(祭典)は執り行います。
午前零時、鎮めの大太鼓の打ちはじめを合図に歳旦祭を執行!
氏子を代表して武田総代会長にご出席いただきました。
いつもなら約100m程の列を作って年明けを待つ参拝者も今年は各々で自粛されたようで、わずか10人ぐらいが並んでいる状況でした。
今年も大神等の御稜威を頂戴きまして、国民皆でコロナウィルス感染症に打ち勝ち、ますますのご多幸を心より御祈念申し上げます。
尾鷲神社 宮司 加藤守朗
少し朝の冷え込みがおさまった年の暮れの12月27日(日)に大楠注連縄掛神事が執り行われました。
今年は神木(大楠)の6月下旬の注連縄がコロナウィルス感染症の影響で止むなく中止となりましたため、今年初めての締め換えが来年を良き年と迎える神事となりました。
今月の初旬に神社総代、氏子有志の皆さんが協力し〆打ち(注連縄作り)したものを大楠の前に並べて、午前8時30分、武田総代会長、他、氏子総代が約50名程が集まり神事を行いました。
新年を迎えるにあたり、神社総代が日々の感謝を込めて〆打ち奉仕したことや、注連縄掛が過ちなく無事に終えることを祝詞で祈願し、大楠と作った注連縄の清祓いを行い、いよいよ張替です。
要所に脚立などを立て掛けて、古い注連縄を外して新しいものに締め替えました。
続いて手分けをして神社の鳥居や各所に注連縄を新しくして、正月飾りと提灯や歴代の干支大絵馬も境内に飾り付けました。
新しい注連縄を纏った大楠!や提灯などで飾られた境内!平和の夫婦楠と、新しい年こそコロナウィルス感染症の終息を願っている氏子崇敬者に御神力を分け授け下さることでしょう!
皆様にとっても令和3年が素晴らしい年となりますように!
今年もいよいよ残すところ、あと1週間となった12月24日(木)、恒例の尾鷲高校美術部・書道部と日本画家、寺岡多佳先生の新年干支絵馬合同奉納式が執り行われました。
尾鷲の子ども達に伝統・文化・伝承に触れてもらうことが目標で始めたこの新年絵馬の奉納も今年で、尾鷲高校美術部・書道部が14年目、寺岡先生にも有り難く8年目の奉納となりました。
昨年からもっと子ども達の自主性を重んじ、新年に神社を置く干支絵馬のデザインから大絵馬までを尾鷲高校美術部・書道部の生徒達に全て任せて作成しております。
今年の干支は丑(うし)であり、松竹梅の縁起物と愛くるしい丑が描かれている素晴らしい干支大絵馬!正に尾鷲にしかないオリジナル絵馬として新年の神社境内を賑やかします。
又、尾鷲高校大絵馬奉納をきっかけにご奉納下さっている日本画家の寺岡多佳先生からも8年目、神紋を背負った丑の干支絵馬をお描き下さりお送りいただきました。
全国の神社に絵馬をご奉納している寺岡先生から毎年頂戴する尊きお志には感謝してもしきれません。
今年も寺岡先生の希望にあわせ、高校生達と合同奉納式で披露させていただき弊殿に納め飾る予定です。
初詣にお見えの際は、この二つの干支絵馬も、是非お楽しみ下さい!
今年も残り僅かとなった12月15日午前10時、来年も良き年になることを願い、縁起物御霊入れ清祓を執り行いました。
これは、当神社の主祭神、スサノヲ命のこの地方に伝わる古き伝承、縁起物の祖(おや)神に因んで行われるお祭りです。
今年も例年通り、来年の大宝市(おおたからいち)で氏子崇敬者が授与に来る縁起物を拝殿に並べて大太鼓と清鈴で祓い清め、特に今年はコロナウィルス感染症の終息もあわせた特別な祈願祝詞を奏上し剣金弊によって大神等の分御霊を授かりました。
最後に神宝・獅子頭のお力も仰ぎ、御獅子祓いを行い御霊入れ祭をおさめました。
又、今年に限り感染症対策として初詣などの混雑の緩和を図るため、12月21日から授与を開始致します。(ただし、12月31日は授与不可ですのでご了承下さい)
授与は来年のどんど焼き(1月15日)まで!
なお、縁起物は御霊入れしているため、無くなり次第終わらせていただきますのでご了承下さい。
来年の大宝市(1月1日~1月3日)へ!たくさんの皆様のご参拝を心よりお待ちしております
毎日、日を追うごとに寒さが厳しくなる12月15日(土)、午前9時より月次祭が執り行われました。
今日は今年最後の氏子崇敬者󠄀の皆様と一緒に祈願する月次祭となります。
毎年、この最後の月次祭では、残り僅かとなった今年に知らず知らずに犯した罪穢れが残っているなら祓い清めていただき、新しい年を清々しい身体で迎えられるように祈願をしております。
正月に授与していただく縁起物を飾る中、先ずは修祓により下祓いし、祈願祝詞の奏上。
そして、惟神太鼓と清めの鈴祓いにより残れる罪穢れをお祓いしました。
最後に順番に玉串拝礼を行い、無事、今年最後の月次祭をおさめました。
新しい年も氏子崇敬者の皆様とコロナウィルス感染症の終息と世界の恒久平和、そして御皇室の弥栄と尾鷲を始め日本国の繁栄を祈念していきたいと思っております。
皆様のご参列を心よりお待ち申し上げます!
秋の気配を楽しむ間もなく、朝の冷え込みがすっかり冬の到来を感じさせる12月1日(火)に12月月旦祭を執り行いました。
今年最後の月旦祭でもあり、お集まり下さった10名以上の氏子崇敬者の皆様と、まずは今年1年を振り返り、現在、また感染者が増えてきているコロナウィルス感染症について大神等のお護り導きをいただき、いち早い拡大防止と終息を祈願しました。
そして、大神等の御加護に感謝申し上げると共に、あと一ヶ月となったこの12月にやり残した事がなく残れる罪障があればと、最後に御獅子祓󠄀でお祓いし、新しい年を清々しく迎えることができるようにあわせ祈願しました。
今年も月次祭、年越しの大祓と祭典も残り僅かとなってきましたが、神社に参拝された氏子崇敬者の皆様のひとり一人の思い・願いが大神等に届き、これからの世情に反映されて新しい年の世界の恒久平和に繋がれていく事を期待しております。
皆様のご参拝を心からお待ちしております。
今年はコロナウィルス感染症の流行により三密を避け、ソーシャルディスタンスを保つ生活を余儀なくされております。
神社行事も例外ではなく、普段なら市内神社の総代会長を始め総勢50名程集まり行う年末恒例行事の尾鷲市神宮大麻頒布始式も祭典のみ神職だけで執り行いました。
午前10時、神前に来年用の神宮大麻と尾鷲神社神符を供え神宮大麻頒布祭を執行!
修祓後、神宮大麻と尾鷲神社神符を神德太鼓を叩きながら大祓󠄀詞を唱えて鈴でお祓󠄀いしました。
次にコロナウィルス感染症の終息と迎え来る令和3年が良き年になります様にと!祝詞を奏上。
そして、剣金弊で大神等の神威を戴き、最後に玉串拝礼を行い神事をおさめました。
普段なら引き続き参集殿で神宮大麻頒布始式を開催するところですが、今年は止むなく中止!
従って、各市内神社のお受けになる神宮大麻は、後日受け取りに来ていただく事と致しました。
これから年末年始にかけて、神職と総代が協力して、この神宮大麻と氏神神社の神符と合わせて、各氏子へ授与していただこうと各地をまわりますので是非、お受け下さいます様お願い致します。
なお、尾鷲神社にも神宮大麻はございますので、お受け忘れのないように新しい年をお迎え下さい。
秋晴れの心地よい日差しが境内に注いだ11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執り行いました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年も氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏と田畑氏より御神酒、井脇様よりリンゴ壱󠄀箱、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
地元の高校生の舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代約10名、氏子崇敬者約13名、あわせて20名以上の参列者とともに今年の様々な実りやご加護に感謝申し上げました。
そして、コロナウィルス感染症の拡大防止と終息も祈願しました!
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!