神社(惟神=カンナガラの道)では、6月30日(夏越)と12月31日(年越)の年に2回、大祓式を執り行います。
これは、人間は生活(命をつなぐ)していると、罪・けがれを知らず知らずに犯してしまっており、この罪・けがれを自ら人形代にうつしてお祓いを行い、川に流してしまうという宮中などで古くから行われていた神事です。
そして、夏だけ執り行われる茅輪神事こそ!疫病退散の神力がある神事と伝えられております。
*詳細は、ホームページ「夏越の大祓 茅輪神事」をご参照下さい。
今年も拝殿前に人形代のご用意を致しました。
コロナウィルス感染症の事もありますが、こんな時だからこそ神事は執り行なわねばと思っております。(状況によっては、神職だけで)
夏越の大祓(6月30日)に来られない方は、どうぞ人形代をお受けおおさめいただき、身代わりとして茅輪祓をお受け下さい。
なお、茅輪は神事(6月30日)後、いつも通り5~6日設置したままと致します!
コロナウィルス感染症により静かな今年のGW(ゴールデンウィーク)も、あと2日を残すばかりとなった5月5日(火)の午前10時より端午の節句祭を行いました。
このお祭りは、尾鷲の子ども達をはじめ、全国の子ども達の安全成長と共にその成長に全精力を注ぐ保護者の健康も祈願しております。
例年ですとこの時期に地元のボランティアグループ「のへのへのもへ座」の皆様が中心となって「子ども縁日」も開催して、たくさんのご家族が神社に参拝して下さるのですが・・・残念ながら今回は全国に非常事態宣言が発出されたため中止と致しました。
その影響で今回は氏子崇敬者の参列はありませんでしたが、祭典は厳かにこれからの日本を背負っていく子ども達の成長をお導き下さいますよう大神等にお願いしました。
また、今年は更にコロナウィルス感染症の速やかな沈静・終息もあわせ祈願しました。
来年は、恒例の「子ども縁日」も開催致したいと思っておりますので、たくさんのご家族の皆様のご来訪をお待ちしております。
例年とは違う景色のゴールデンウィークとなっている5月3日(金)の憲法記念日、午前10時に憲法祈念祭を執行しました。
新型肺炎(コロナウィルス)感染症の世界大流行(パンデミック)という未曾有の事態で生命の問題、経済の問題に様々の対処・対応が少し遅れ気味と感じる方が多いようです。
しかし、国の将来、国民の未来を考えると慎重になる面もわかるような気がします・・・・が、既にご尽力をいただいている国の政(まつりごと)を担っている政府や議員の皆様には、大役ですが与野党の一致協力のもと責任ある政策をいち早く成立・実践して下さる事を切に願っております。
又、今回の事態で改めて、憲法改正の大切さを痛感しましたので、今回は感染症の沈静・終息と憲法改正の祈願を行いました。
現在の憲法下においては、このような有事(天災)の時に速やかな対応をとるのが難しいことが明らかになったと思いますので、国民ひとり一人が真摯に受け止めて、憲法改正を考えねばならないと感じております。
春を通り越して夏のような陽射しが木々の新緑をひときわ美しく輝かせた4月29日、午前10時より昭和祭を執り行いました。
この日は、昭和天皇のお誕生日です。
世界での中でも萬世一系を守り続けているのは日本だけであり、特に世情厳しくなった昭和の時代に、正に日本の象徴として、又、大きな柱として様々な行事・業務にお尽くし下さった大功績を称えました。
そして、世界の恒久平和を願い、他に類を見ないこの萬世一系がいつまでも絶えること無く続いていく事を切に願いました。
又、今回は大東和戦争後、奇跡の復興を成し得た昭和天皇の御神威を授かり、この新型肺炎(コロナウィルス)感染症による惨事を穏やかにお収め下さいように併せ祈願致しました。
来年は、感染症も終息し、たくさんの氏子崇敬者󠄀の皆様とご一緒できる様に心から願う1日でした。
尾鷲神社には、西南の役、日清、日露、そして、先の大東亜戦争で家族のため、国のために二つと無き尊い命を捧げて下さった尾鷲市の戦没者1447柱の御英霊の御霊を合祀し、その戦没者芳名簿を鎮めた招魂社が境内に祀られています。
そして、現在の日本の繁栄と平和があるのは、御英霊の皆様の何事にも代えることができない御功績のおかげであること!そして、靖国、護国の神となられていつもお守り下さるが故であると感謝申し上げ、この戦没者慰霊顕彰の祭りは、宗教などの枠にとらえられず、人間の真心、精神として執り行っていかねばならない事と、毎年、しだれ桜がキレイに咲く頃である4月16日に恒例として尾鷲招魂祭が執り行われております。
今年は新型肺炎(コロナウィルス)感染症の猛威が振るっていたこともあり、大変、残念ではありましたが、遺族会を始め一般遺族、市長などの招待者の皆様のご参列をご遠慮願い、3名の神職だけで神事を執行致しました。
今まで以上に何時までも御英霊の御功績を讃えるとともに世界の恒久平和を願う招魂祭を風化させず次の世代に語り継いていく事が大切と感じた祭典でした。