日々寒さが厳しくなってきた12月9日(日)、年末の〆打ちが執り行われました。
尾鷲神社では、古き昔から伝統として神社の各所を守る注連縄は、神社総代会と氏子有志の清きご奉仕によって奉製して下さっております。
この日は、新しい年を迎えるにあたり、大楠(夫婦楠)と祖楠(おやくす~本殿裏の楠)、鳥居などに取り付ける大きな注連縄を作りました。
早朝8時頃から神社総代が集まり出し、わらや機材を準備し、武田総代会長以下総勢19名が参列する中、8時30分に〆打ち清祓い神事を行いました。
神事終了後、神社総代の皆さんは、事前にすぐって叩いておいたわらで注連縄をなう班、房を作る班、ハサミで綺麗に仕上げる班などに分かれて作業を開始しました!
約18メートルもある大楠(夫婦楠)用を始め、10メートルの祖楠用、4メートルの鳥居用などと大忙しに奉製して下さいました。
これから平成31年を迎えるまでの日々、神社総代をはじめ、崇敬企業、氏子の皆様の明き清き真心をいただきながら、尾鷲神社の新年の準備が進んでいきます。
秋の気配を楽しむ間もなく、朝の冷え込みがすっかり冬の到来を感じさせる12月1日(土)に12月月旦祭を執り行いました。
今年最後の月旦祭でもあり、お集まり下さった11名の氏子崇敬者の皆様と、まず今年1年の大神等の御護り導きに感謝申し上げると共に、残り僅かとなったこの12月にやり残した事ないように!や知らず知らずに犯する残れる罪障があれば、お祓いいただき新しい年を清々しく迎えることができるようにと祈願しました。
今回の祭典には、曽根地区の飛鳥神社で宮司を務める大川宮司様にも助務をお願いし、奉仕された惟神太鼓の音色と共に参列者の皆様の願う真摯な姿に、きっと大神等もお聞きとめ下されたと感じた次第です。
今年も月次祭、天長祭、年越しの大祓とお祭りも残り僅かとなってきましたが、神社に参拝された氏子崇敬者の皆様のひとり一人の思い・願いが大神等に届き、これからの世情に反映されて新しい年の世界の恒久平和に繋がれていく事を期待しております。
皆様のご参拝を心からお待ちしております。
早朝から陽射しがさし、心地よい秋風が薰る11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執行しました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年は氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏より御神酒、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり、神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
2人姉妹で息が合った舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代11名、氏子崇敬者6名、あわせ18名の参列者とともに今年の様々な実りに感謝申し上げました。
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
日々、1日ごとに早朝の冷え込みは厳しくなってきましたが、祭典の始まる頃には、秋の爽やかな風が心地よく感じる11月15日、月次祭を執行しました。
特に11月の月次祭は、七五三祭と称し、三歳男女~髪置、五歳男子~袴着、七歳女子~帯解の健やかな成長を祈願しております。
今回も7名の氏子崇敬者がご参列下さり、いつものように
修祓 → 宮司一拝 → 献饌 → 祝詞奏上と進めた後、
惟神太鼓による太鼓大祓を執り行い、参列者全員で尾鷲をはじめ、日本の七五三を迎える全ての子ども達の安全成長を祈願しました。
最後に順番に玉串拝礼を行い、祭典をおさめました。
これからの日本を支えていく国の宝の子ども達!大きく育っていきますように心からお祈り申し上げます。
皆様も是非、祭典にご参列下さい。
11月4日(日)、青い空の広がった清々しい秋晴れの中、たくさんの七五三参りの子ども達で賑わいました。
尾鷲神社では一年中ご祈祷を受け付けていますが、11月に入ってから毎日(特に週末)七五三の祈祷のご予約をいただき奉仕しております。
ご祈祷には三才の男女(髪置き)、五才の男子(袴着)、七才の女子(帯解き)がお祝いに来られます。
過疎化により子どもが減少しており、10年前と比べると祈祷件数も半分程に・・・しかし、来ていただいた子ども達は、皆、元気な姿で大神等にご挨拶をして、尾鷲ならではの太鼓・鈴のお祓いと共に大神等の更なる御神徳を戴いてもらっております。
祈祷後には、病気に負けない丈夫な身体へと子ども達みずから年の数だけ太鼓を叩いて賑わいました。
家族と一緒にお下がりの千歳飴やぬり絵と風船を持って、記念写真でポーズをとる子ども達!
これからも健やかに神木・大楠(夫婦楠)の如く、大きくご成長下さいますように心よりお祈り申し上げます。
七五三のご参拝!!お待ちしております!
清々しく空気も美味しい秋晴れの11月3日(土)午前10時より明治祭を執り行われました。
一般に「文化の日」と呼ばれる祝日ですが、ご存知の通り、この日は明治天皇がお生まれになった日(明治節)です。
江戸時代の終わりに黒船来襲で日本が開国を迫られた時、日本の国体を護持し植民地にされないようにと時の重人たちにより大政奉還、そして明治天皇を中心に王政復古を果たしました。
この明治維新後に明治天皇が示された五箇条のご誓文、教育勅語などを国体護持の指標として、日本が近代化へと進み、現在の繁栄につながっております。
この日本の近代化の礎にお力を注いで下さった明治天皇を御功績を称えて感謝申し上げると共に、これからも国体を御守り導きいただくことを祈念するお祭りです。
来年はいよいよ御譲位による御代替わりの年を迎えます!
これからも御皇室の弥栄と萬世一系の継承が途切れる事無く続いていきますように心からお祈り申し上げます。
今年1番の寒い朝を迎えた11月1日(木)午前9時より月旦祭を執り行いました。
月々の月旦祭・月次祭では世界の平和を念頭において、通常、今日の世情で気になることや問題視されている事を祝詞にして大神等の御神力を賜ろうと、参列した氏子崇敬者の皆様と共に祈念するのが習わしとなっています。
今回は、現在メディアなどで騒がれている徴用工問題について、祝詞にして祈願しました。
世界平和の観点からも隣国であるアジア諸国、特に韓国とは、お互いの安全保障問題なども踏まえて、友好をしっかりと結び続けていくことが大切だと思っております。
この問題に関しては、敗戦後、先人達の想像を絶する努力のおかげで奇跡のような復興を遂げた1965年(昭和40年)に日韓請求権協定(当時5億ドルの経済協力金)で、両国及び国民の間での全ての請求権が完全、且つ、最終的に解決されています。
これは国際法と照らし合わせて考察しても、韓国側が無理難題をいっていると考えるのが当然であり、他の国でも日本の主張が最も常識的だとの見解が多いようです。
このような韓国側の姿勢では、国として、又、日本人として、どう友好に務めれば良いか?解りません。
しかし、原爆被爆国である日本は、世界の恒久平和を論じることができる唯一無二の国です。
世界の平和のためにも大神等の御神力を仰ぎ、お互いもう少し常識的に理解を深め、友好に務めることができるようにと、13名の参列者と共に祈願しました。
これからも大神等の御神威の発揚に努めて参りますので、たくさんのご参列を心からお待ちしております。
秋の深まりもひと休みと早朝から小雨が降り注ぐ中、10月15日(月)の午前9時より月次祭を執り行いました。
今回は、最近、子ども達や若い世代で風疹や麻疹などの流行病、そして、20~30代の人達の性感染症が広がってきている問題をいち早く収まるように祈願しました。
小雨の中、七名の熱心な氏子崇敬者(参列者)と太鼓大祓と共に祭典を執行し、最後に皆、玉串に祈りを込めて大神等に拝礼しました。
終了後、宮司の挨拶で「古事記・日本書紀でも記されているように、国生みでイザナミ命(女神)から声をかけた時は、不完全なヒルコ・アハシマが生まれてしまい、流して子に数えていない。やり直してイザナギ命(男神)から声をかけてから次々と正しく国生みをされた。つまり、国(命~生命)を生むということは、それだけ順序や秩序を遵守するものである。」と講話がありました。
最近の風潮では男女間のスキンシップ感覚で不特定多数とお付き合いしたり、感情の赴くままに不倫するなどの行為が世間をにぎわしています。
人間だけが理性を持って生命の尊厳と向き合うことができ、今一度しっかりと考えていくべきことだと感じています。
大神等との契りである天律天則(てんりつてんそく)を忘れず、神職一同、神明奉仕に務めていく所存です。
これからもたくさんの皆様のご参拝を心からお持ちしております!
10月8日、吹き荒れた台風もどうにか落ち着き、ようやく本格的な秋の気配に包まれる中、平和祈念祭を執行しました。
この日はもともと昭和39年に東京オリンピック開催された事からできた祝日(体育の日)です。
尾鷲神社では、この「体育の日」に平和の祭典と言われるオリンピックの精神を鑑み、人類が戦争など争うことがなくなり、世界平和が一日でも早く訪れるように祈願しております。
東京オリンピックと言えば、2年後、再び開かれる事になっておりますが、そのための準備として、いよいよ築地から豊洲への移転のニュースが朝から放映されていました。
それと同時にワールド・マラソンで大迫選手が2時間5分台の日本記録を樹立したニュースも入ってきました。
自国で開催されるオリンピックに向けて、若いアスリートたちが限界を知らないが如く伸びゆく姿に頼もしさと共に嬉しさを感じております。
神事は、いつも通り、修祓→一拝→献饌→祝詞奏上→玉串拝礼→撤饌→一拝と厳かに執り行い、世界平和を祈りました。
2年後の東京オリンピックでは、日本人を始め、世界の国々の大勢のアスリートの活躍を楽しみにするとともに、この世界にくだらない争いが起きない事を世界に発信する祭典となるように心懸けたいです。
これからもたくさんの皆様のご参列をお持ちしております。
今年1番強い勢力の台風24号が通り過ぎ、晴れ渡り心地よい秋空の10月1日(月)午前9時から月旦祭を執り行いました。
平成最後の台風Seasonは、約1ヶ月の期間に台風20号、21号、24号と、この地方を三つの台風が襲いました。
大なり・・・小なり・・・20号、21号それぞれの台風で被害に遭ったため、昭和34年の伊勢湾台風にも匹敵する今回の台風24号では、どうなってしまうのか?と総代の皆さんと心配し、看板の取り外しや飛ばぬようベンチ、イスをロープで縛るなどとできる限りの対策を講じました。
ただ1番心配なのは、神域、境内に聳える樹齢一千年を超える大楠(夫婦楠~県天然記念物)を始めとする巨木・古木などの樹木が強風により倒壊する事です。
こればかりは対策のしようがなく、大神等に御守り願うしかありません。
神社に参籠して台風が行き過ぎるまで警らに務めましたところ、今回の台風24号では、大きな被害もなく無事に過ぎ去りました。
改めて大神等の御神力を畏み、この10月月旦祭で参列した氏子崇敬者の皆様と感謝申し上げました。
そして、この三度にわたる台風の強風にも損なわれず雄々しい姿を見せる大楠(夫婦楠)!
まさに御神威発揚のパワースポット!として、古よりこの尾鷲を見守り続けております!