6月30日(日)の午後4時、恒例の夏越しの大祓式を執行しました。
当日は終日雨天の予報でしたので、大祓式は屋根のある弓場の下で行い、茅輪は拝殿前の境内に舗設し、傘を差してくぐること致しました。
(実際には祭典時は降りそうで最後まで降らずに過ぎましたが・・・)
今年は日曜日でしたが、生憎の雨のおかげで神職、総代を含め総勢110名程の参加者でした。しかしながら、この雨には昔からの祓えの極意に川、海、滝など水を被る作法があり、正に恵みの雨、大神等からの大祓の神威だと感じました。
まず弓場で集まった皆、大祓詞を奏上して各々知らず知らずに犯した罪穢れや願い事をうつした人形をお祓いした後、各自切麻を以て自祓(じばらい)し、大祓式をおさめました。
次に、夏は当神社の主祭神のスサノヲ命の神話から生まれた神事である茅輪くぐりを執り行います。
(詳細はHPの尾鷲神社のここがすごくね!?を参照して下さい。)
♪♪ みな月の なごしの祓するひとは 千年(ちとせ)の
命のぶといふなり (2回) 蘇民将来(そみんしょうらい)×4回 ♪♪
の唱え言葉を歌いながら、宮司、舞姫(人形持ち)、神職、参加者の順に列を作って茅輪(ちのわ)を8の字を描くように3回くぐり、古式の則って行いました。
なお、今年も茅輪は7月8日まで設置しておきましたところ、1日以降に来られた大勢の参拝者の皆様にお喜びいただき、茅輪をくぐられておりました!
来年も6月30日、午後4時に夏越の大祓式を執行致しますので、たくさんのご参加をお待ちしております!
梅雨の長雨が一息ついた6月17日、両面皮が破けて叩くことができなくなった鎮めの大太鼓(直径約150㎝)を三浦太鼓店様にお願いし修理してもらうために搬出致しました。
実はこの大太鼓!3年前に皮が破れてしまいました。が・・・これほど大きい太鼓(欅のくり抜き太鼓としては日本一と伝えられている)の皮は、通常より2~3年牛を長く育てないといけないため、なかなか見つからず困っておりました。
いつもメンテナンスして下さる太鼓屋も入手できないとの話でしたので、インターネットなどで全国の太鼓屋を調べていたところ、愛知県岡崎市にある三浦太鼓店様のHPを拝見し連絡をとりました。
すると皮をもう既にお持ちとのことでしたので、一度、下見に来てもらい今回の運びとなりました。
当日は三浦太鼓店様から6~7名お出向きいただき、神社側も総代10名程集合し、皆で協力し大太鼓を拝殿から運び出しました。
三浦太鼓店様から「今年中には張り替えて納めます!」と心強いお言葉を頂戴し、大太鼓が積まれたトラックを見送りました。
来年の元日の新春太鼓祓式が楽しみな今日この頃です!
梅雨がひと休みした6月8日(土)に北牟婁支部・南紀支部・尾鷲支部合同で三重県神社総代会・牟婁ブロック研修会を開催しました。
これは、一年に一度必ず行う研修会で神社の護持や祭祀の厳修などを各地域の氏子の皆様にお手伝いをしてもらうために、神社作法や神道(神社)に関わる知識・見識を深めていただいております。
今回は改選のため新しく総代になられた方が多く、「神社のお祭りにおける総代の作法」をテーマとして行いました。
各地から総勢83名の総代と神職が集まり、まず午前10時、拝殿で正式参拝!
続いて参集殿に移り、この地域の理事を務める総代と神職より挨拶があり、いよいよ研修会がスタート!
地域の祭式講師が神饌のもり方や三方の受け渡し方、おじぎの仕方や角度(揖や拝)などを始めとする神社参拝や祭典奉仕(お手伝い)などを説明し、実際に行っていただきました。
今後、各祭典で総代の皆様には実践していただき、より一層御神徳の発揚に務めていただけたらと思っております。
神社(惟神=カンナガラの道)では、6月30日(夏越)と12月31日(年越)の年に2回、大祓式を執り行います。
これは、人間は生活(命をつなぐ)していると、罪・けがれを知らず知らずに犯してしまっており、この罪・けがれを自ら人形代にうつしてお祓いを行い、川に流してしまうという宮中などで古くから行われていた神事です。
明治以後、このような古事伝承の神事を全国の氏神神社でも執行し、氏子崇敬者に半年に1回、大神の御神威を授かりお祓いし、新しく生まれ変わったが如く清々しい心(精神)で日々生活していこうと取り進めてきました。
先の大東亜戦争後、徐々に執り行う神社が減少しましたが、尾鷲神社では古くから日本に護持伝承されているこの素晴らしい神事を守っていこうとの思いで行っております。
特に夏越の大祓(6月30日)では、当神社の主祭神であるスサノヲ命の古事(蘇民将来と巨旦将来)で伝わる茅輪神事(くぐりとも云う)も執り行われます。
*詳細は、ホームページ「夏越の大祓 茅輪神事」をご参照下さい。
今年も拝殿前に人形代のご用意を致しました。
夏越の大祓(6月30日)式は、午後4時からです!多くの皆様のご参拝を心からお持ちしております。
心地よい五月晴れがひと息ついた小雨降る5月15日(水)の午前9時、5月月次祭を執り行いました。
このGW(ゴールデンウィーク)後半に人命(特に子ども)を奪う交通事故が相次いで発生しました・・・とても残念で憂い悲しい極みです。
しかし、最近、問題となっている無謀運転などもそうですが、これは人災(人が原因で起きる災い)です。
今回の月次祭では、このような人災を憂いで、自己中心的な考えになっている精神を正して古き伝統からなる良き日本の心を取り戻すように祈願しました。
新しい時代「令和」も今まで以上に氏子崇敬者の皆様と一緒に様々な問題を祈念していく所存ですので、たくさんのご参列を心からお待ちしております。
御代替わりがあった今回のGW(ゴールデンウィーク)も、あと2日を残すばかりとなった5月5日(日)の午前10時より端午の節句祭を行いました。
端午の節句祭は、尾鷲の子ども達をはじめ、全国の子ども達の安全成長を祈り、そして、その子ども達の成長に力を注ぐ保護者の身体健康も祈願するお祭りです。
残念ながら今回は氏子崇敬者の参列はありませんでしたが、禰宜が斎主を務め舞姫による「浦安の舞」も奉仕されるなど、祭典は厳かに執行!
これからの日本を背負っていく子ども達の成長を祈念しました。
令和時代も様々な祭典を執り行っていきますのでご参列をお待ちしております。
今年のGW(ゴールデンウィーク)中に元号も令和となり、春の陽射しも心地よく青々と晴れ上がった5月3日、「子ども縁日」を開催しました。
この「子ども縁日」は地域の子ども達をはじめ、全国の子ども達がスクスクと大きく成長を願うことと保護者の皆様の健康を祈る端午の節句祭に因んで、地域の有志団体(へのへのもへ座の皆様)に協力をお願いして開催しております。
これは、端午の節句祭の行われるGW(ゴールデンウィーク)中に、本来の主役である子ども達が神社に参拝してもらう事を願うと共に、尾鷲市の地域活性を目指して、旅行者を始めたくさんの方々に訪れていただくこと主旨としております。
午前10時頃より縁日開始!境内では開いているヨーヨー釣りや輪投げ、くじ引きや宝釣り、また、参集殿では体験コーナーとしてぬり絵(無料)などと、大人も子どもも楽しめる催しがズラリと並んでいました。
神社では集まった子ども達の中、希望者約60名(保護者も含む)に午前10時30分と午後1時30分から太鼓や鈴のお祓いと共に成長安全祈願の祈祷を行いました。
今年も好天に恵まれて気温もかなり暑くなったこともあり、かき氷コーナーは大盛況で長い列ができたようです。
又、今年で3年目を迎えており、祝令和!朱印をお受けした方々から、この時期に「子ども縁日」が開かれるのを調べて、わざわざ他県から神社に来て楽しんだとか、毎年の恒例で今年も遊びに来たなどの感想をいただきました。
年々お越し下さる方々が増えていっており、午前・午後と約1000人強の来社で賑わった「子ども縁日」!結局、閉会の15時まで人並みが途切れず、終日、子ども達の声が飛び交っていました。
来年もたくさんの皆様の来場をお待ちしております。
新しい御代、令和を迎えて初めてとなる5月3日(金)の憲法記念日、午前10時に憲法祈念祭を執行しました。
現在の日本国憲法が施行されてから、70数年の年月が過ぎ、世界の情勢も様々に変化しています。
我が国は、昭和27年のサンフランシスコ講和条約(平和条約)で日本は独立国として主権を回復しました。が、当然の権利である憲法改正を行ったことがありません。
同じ国民として何か有事(天災やテロ)の時に真っ先に先頭で取り組んで下さる自衛隊の存在を違法扱いしたままであることに胸が痛んで止みません。
又、昨今のアジア諸外国との関係を踏まえてもなおさらです。
世界の恒久平和のためにも、ひとり一人真剣に考えなければいけない問題です。
昨日、御譲位安泰祈願祭をご奉仕し、厳かに一夜明けた新しい時代、令和を迎えた5月1日(水)午前10時から即位改元奉告祭並びに5月月旦祭を執り行いました。
この令和の御代になって初めての祭典に約20名近くの氏子崇敬者が参列し、新しい天皇陛下即位の弥栄と年号が平成から令和と改められて、この新しい令和時代も平和で繁栄するようにを大神等に祈念しました。
又、神社本庁より即位改元奉告祭を中祭式に準じるようにと通達がありましたので、今回は特別に本殿御扉も開いて祭典を行いました。
大神等の霊験あらたかな神德太鼓の清ら音色と共に、これからの時代がますます栄えていきますよう心よりお祈り申し上げます。
令和の御代を厳かに迎えた早朝5時半頃から尾鷲ロータリークラブの皆様による神社清掃の奉仕活動がありました。
若干、雨が残る中でしたが、ご自分のご都合が許す限りたくさんの会員の皆様が竹ぼうきなどを使って境内の至るところをキレイにして下さいました。
最後に皆で神社を参拝し、この新しい時代「令和」が素晴らしい時代になるようにお祈りをしていました。
この姿に神社職員一同、令和の御代もしっかり神明奉仕に務めていかねばと改めて感じた次第です。
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