空に厚い雲がかかり、今にも雨が落ちそうな年の暮れの12月23日(日)に大楠注連縄掛神事が執り行われました。
尾鷲神社の御神木等の注連縄は、神社総代の皆さんが協力し〆打ち(注連縄作り)したものを6月下旬と年末の年2回、皆で張り替えるのが例しとなっております。
午前8時30分、武田総代会長、他、氏子総代が約50名程が集まり、大楠の前に祭壇を組んで、まずは神事を行いました。
新年を迎えるにあたり、神社総代が日々の感謝を込めて〆打ち奉仕したことや、注連縄掛が過ちなく無事に終えることを祝詞で祈願し、大楠と作った注連縄の清祓いを行い、いよいよ張替です。
要所に脚立などを立て掛けて、古い注連縄を外して新しいものに締め替えました。
続いて手分けをして注連縄に紙垂を付けていき、霊験あらたかな大楠のコブにも注連縄、紙垂を整えました。
そして、年末のこの神事は、正月を迎えるための提灯や歴代の干支大絵馬も境内に飾り付けます。
新しい注連縄を纏った大楠!や提灯などで飾られた境内!平和の夫婦楠と、新しい年も良き年として迎えて、来年も氏子崇敬者に御神力を分け授け下さることでしょう!
皆様にとっても平成31年が素晴らしい年となりますように!
新しい年を迎えるまでのカウントダウン!が始まった12月21日(金)、年末の風物詩となってきた日本画家、寺岡多佳先生と尾鷲高校美術部・書道部の新年干支絵馬合同奉納式が執り行われました。
これは、もともと新年を迎えるにあたり、神社の初詣での催しとして14~15年程前より行ってきた行事でした。
当初は、元美術講師や神社総代で絵心のある方に依頼しておりましたが、地元の若い(高校生)子ども達に尾鷲の文化・伝統・伝承に触れ、故郷をもっと近くに感じてもらう機会になれば考えて、尾鷲高校の方にお願いする事にしました。
校長先生を始め諸先生方にご理解ご賛同を、特に美術顧問の先生からも「生徒達も大きなキャンパス(縦90㎝×横135㎝)に描く事が出来る貴重な体験」とお言葉をいただき、尾鷲高校美術部・書道部による新年干支大絵馬の作成が始まってから今年で12年目を迎えております。
最初、絵馬は毎年焚き上げる予定でしたが、高校生の皆さんが心を込めて素晴らしい干支大絵馬を奉納して下さるので、神社や尾鷲高校にとって貴重な歴史や宝物になると考えて保管することに致しました。
お正月には、新しい大絵馬とともに去年までの全ての絵馬を境内(弓場)に飾っております!
又、日本画家の寺岡多佳先生にも今年で6年目となります干支絵馬をご奉納いただいております。
全国の神社に絵馬をご奉納していた先生との御縁は、氏子の方からのご紹介でこの神社にご来社いただきました。そこで、この尾鷲高校の生徒達の絵馬奉納の事をお話ししましたところ、とても感心され、ご自分でもできる限りご奉納して下さるという有難いお志を頂戴しました。
通常、多佳先生の絵馬奉納式も行うのですが、先生がお忙しく、こちらに来ることができないとのお話で「是非、高校生達と一緒に奉納式をして欲しい」とのご要望がありましたので合同絵馬奉納式となりました。
寺岡多佳先生の干支絵馬は、弊殿に納め飾らせていただいております。
初詣にお見えの際は、この二つの干支絵馬も、是非お楽しみ下さい!
今年も残り僅かとなった12月15日午前11時、来年も良き年になることを願い、縁起物御霊入れ清祓を執り行いました。
これは、当神社の主祭神、スサノヲ命のこの地方に伝わる古き伝承、縁起物の祖(おや)神に因んで行われるお祭りです。
今年も例年通り、来年の大宝市(おおたからいち)~1月1日より三日間~で氏子崇敬者が授与に来る縁起物を拝殿に並べて、大太鼓と清鈴で祓い清めて、大神等の分御霊を戴くために祝詞を奏上、さらに剣金弊によって分御霊を授かりました。
最後に神宝・獅子頭のお力も仰ぎ、御獅子祓いを行い御霊入れ祭をおさめました。
尚、縁起物は御霊入れしているため、無くなり次第終わらせていただきますのでご了承下さい。(授与は15日まで)
来年の大宝市(1月1日~1月3日)へ!たくさんの皆様のご参拝を心よりお待ちしております
今年も残り3週間となり、駆け足で新しい年を迎えようしている12月13日に主婦の店様の祝い箸祈祷がありました。
これは、主婦の店が毎年、お正月の味物(ためつもの)おせち料理などを祖(おや)神様とともに祝いごちそうになるために上下両方とも丸く調製した木の箸を作り、新年に備え遠近の氏子や崇敬者に受けてもらおうと大神等の神威を授かり清祓いする祈祷です。
各店長以下、6名の社員が祝い箸を案上に供え、太鼓や清鈴でお祓いをして、草薙の剣の神話から古くより当神社に伝わる剣(つるぎ)金弊により神威を授かりました。
最後に尾鷲神社の神宝・御獅子の御縁起で御獅子祓いを行い、無事に祈祷を終了!
「この祝い箸とともに祖神・大神等の神威を戴き、来年も良い年になりますように!」と抱負を語る主婦の店様でした。
日々寒さが厳しくなってきた12月9日(日)、年末の〆打ちが執り行われました。
尾鷲神社では、古き昔から伝統として神社の各所を守る注連縄は、神社総代会と氏子有志の清きご奉仕によって奉製して下さっております。
この日は、新しい年を迎えるにあたり、大楠(夫婦楠)と祖楠(おやくす~本殿裏の楠)、鳥居などに取り付ける大きな注連縄を作りました。
早朝8時頃から神社総代が集まり出し、わらや機材を準備し、武田総代会長以下総勢19名が参列する中、8時30分に〆打ち清祓い神事を行いました。
神事終了後、神社総代の皆さんは、事前にすぐって叩いておいたわらで注連縄をなう班、房を作る班、ハサミで綺麗に仕上げる班などに分かれて作業を開始しました!
約18メートルもある大楠(夫婦楠)用を始め、10メートルの祖楠用、4メートルの鳥居用などと大忙しに奉製して下さいました。
これから平成31年を迎えるまでの日々、神社総代をはじめ、崇敬企業、氏子の皆様の明き清き真心をいただきながら、尾鷲神社の新年の準備が進んでいきます。
今年もあと1ヶ月余りとなった良き日である12月3日に恒例の注連縄祓いが主婦の店セントラルマーケット尾鷲店で執り行われました。
㈱主婦の店様では、毎年、お客様が新しい年を心安く穏やかに迎えてもらおうと注連縄飾りなどをご用意しており、これらに氏神神社の尾鷲神社の分御霊を戴くために注連縄祓いを執り行っております。
今年も㈱主婦の店様をはじめ、関係者の皆様により精魂込めて調製された注連縄を台に乗せ、その前に神饌を供えて清祓い式が行われました。
北裏社長、他、各店長の参列する中、祈願祝詞を奏上し、大麻(オオヌサ)と切麻(キリヌサ)で注連縄をお祓いし、大神等の御稜威を授かりました。
最後に参列者全員、ひとり一人、今年の御守護の感謝と新しい年も良き年と祈りを込めて玉串拝礼をしました。
ちなみにこのお祓いの後、各店補に注連縄を持って行き、店頭に並ぶそうです。
皆様も大神等の御稜威を戴きまして良き年をお迎え下さい。
秋の気配を楽しむ間もなく、朝の冷え込みがすっかり冬の到来を感じさせる12月1日(土)に12月月旦祭を執り行いました。
今年最後の月旦祭でもあり、お集まり下さった11名の氏子崇敬者の皆様と、まず今年1年の大神等の御護り導きに感謝申し上げると共に、残り僅かとなったこの12月にやり残した事ないように!や知らず知らずに犯する残れる罪障があれば、お祓いいただき新しい年を清々しく迎えることができるようにと祈願しました。
今回の祭典には、曽根地区の飛鳥神社で宮司を務める大川宮司様にも助務をお願いし、奉仕された惟神太鼓の音色と共に参列者の皆様の願う真摯な姿に、きっと大神等もお聞きとめ下されたと感じた次第です。
今年も月次祭、天長祭、年越しの大祓とお祭りも残り僅かとなってきましたが、神社に参拝された氏子崇敬者の皆様のひとり一人の思い・願いが大神等に届き、これからの世情に反映されて新しい年の世界の恒久平和に繋がれていく事を期待しております。
皆様のご参拝を心からお待ちしております。
早朝から陽射しがさし、心地よい秋風が薰る11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執行しました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年は氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏より御神酒、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり、神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
2人姉妹で息が合った舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代11名、氏子崇敬者6名、あわせ18名の参列者とともに今年の様々な実りに感謝申し上げました。
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
山並も鮮やかに色付いた秋の良き日に、三重県漁業協同組合連合会様が恒例としております魚供養の祈祷に来られました。
人間が生きていくためには、必ず食事をします。つまり、自分達の生命を守るには、魚や肉、穀物(米)、野菜などを食べて生活して行く事になります。
この私達が食べているもの全てに命があり、それをもらって人間は生命をつなげていることになります。
このような観念から、普通に生活しているだけで知らず知らずに犯してしまう罪障があると神道では考えられており、夏越と年越の大祓式を執行しています。
三重県漁業協同組合連合会様では、ご職業上から鯛やハマチなどの海の幸を捌く事があり、その高いお志から毎年、魚の供養を神前で執り行っています。
太鼓大祓!祝詞!そして魚たちの御霊幸え給えと玉串を捧げお参りしました。
これからも大神等のお導きをいただきまして、御社ますますご繁栄をご祈念申し上げます。
日々、1日ごとに早朝の冷え込みは厳しくなってきましたが、祭典の始まる頃には、秋の爽やかな風が心地よく感じる11月15日、月次祭を執行しました。
特に11月の月次祭は、七五三祭と称し、三歳男女~髪置、五歳男子~袴着、七歳女子~帯解の健やかな成長を祈願しております。
今回も7名の氏子崇敬者がご参列下さり、いつものように
修祓 → 宮司一拝 → 献饌 → 祝詞奏上と進めた後、
惟神太鼓による太鼓大祓を執り行い、参列者全員で尾鷲をはじめ、日本の七五三を迎える全ての子ども達の安全成長を祈願しました。
最後に順番に玉串拝礼を行い、祭典をおさめました。
これからの日本を支えていく国の宝の子ども達!大きく育っていきますように心からお祈り申し上げます。
皆様も是非、祭典にご参列下さい。
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