毎年、ご自身が作られる甘夏等を神前にお供え下さるマリーナ甘夏ファームの柳川明彦・めぐみご夫妻より精麻一束のご奉献がございましたので、7月24日の午前中、大麻奉納式を執り行いました。
皆様もご周知の如く、麻(あさ)は、神社においては古くから祓へつもの、神の依代(よりしろ)として、又、生活面では装飾品、着物などと、日本の文化伝承や生活風習と最も親しみのある尊き草木です。
しかしながら、戦後、麻(大麻)の悪しき部分ばかりが取り上げられ、規制ばかりが進み全国でみられた麻農家が現在では、栃木県を中心にわずか十数件だけだと聞いております。
確かに大麻=麻薬という観点から規制するのもわかりますが、実際、大麻草にも種類があり、麻薬とは無関係なものも存在し栽培されているそうです。
日本で古(いにしえ)より代々に受け継がれてきた麻の文化歴史を今一度見つめ直し、次世代に繋いでいかねばならないと感じております。
毎年、天気とにらめっこしながらの奉仕となる境内社の天照大神宮!
今年は例年より早い梅雨明けのおかげで、青々と晴れ上がった7月16日~海の日、午前11時より太陽が輝く中、尾鷲神社の主祭神、武速須佐之男命の姉神である天照大神をお祀りする境内社前で厳かに執り行われました。
参列者は総代会長、他総代13名、氏子8名の合計21名程が見守る中、本殿の扉を開けて、常日頃から御守り導き戴いている神恩感謝の気持ちとこれから先も変わらぬご指導お導きなどを祈る祝詞を奏上しました。
続いて、例祭の奉祝として、二人の舞姫による「浦安の舞」の奉納が行われました。
最後に、神職をはじめ、参列者の皆様に玉串拝礼を執り行い祭典を納めました。
来年もたくさんの方の御参拝を心よりお待ちしております。
梅雨明けて日々うだるような暑さが続き、朝から30℃を超えた7月15日(日)に月次祭を執り行いました。
今回は、参列された氏子数名と共に、先の西日本豪雨で被災された人々がいち早く安心した生活を取り戻す事や被災された環境の速やかな復興を願いました。
修祓して宮司一拝、そして、祈願祝詞を奏上した後に太鼓を叩きながら、全員で祈りを捧げました。
次に、玉串拝礼を終えて、祭典をおさめる前に被災された方々への御見舞と200名以上の尊き命に対し、参列者全員で黙祷を捧げました。
昔から五風十雨といいますが、改めて自然の力の凄さに驚愕し、そして、日本人が自然崇拝から始まる神観念で様々なものに神様が宿り、更に畏敬の念をもって共生してきたことの意味の深さを感じました。
ここに、西日本豪雨で被災された皆様とお亡くなりになった200名以上の尊き御霊に哀悼の意を表します。
御霊安らかんことを・・・
6月30日の午後4時、恒例の夏越しの大祓式を執行しました。
朝は本降りの雨でしたが、昼を過ぎた頃から梅雨もひと休みと上がってくれたため、拝殿前の境内に祭場を舗設し執行しました。
今年も神職、総代を含め総勢170名程の参加者と共に、大祓詞を奏上して各々知らず知らずに犯した罪穢れや願い事をうつした人形をお祓いした後、各自切麻を以て自祓(じばらい)し、まずは大祓式をおさめました。
次に、夏は当神社の主祭神のスサノヲ命の神話から生まれた神事である茅輪くぐりを執り行います。
(詳細はHPの尾鷲神社のここがすごくね!?を参照して下さい。)
♪♪ みな月の なごしの祓するひとは 千年(ちとせ)の
命のぶといふなり (2回) 蘇民将来(そみんしょうらい)×4回 ♪♪
の唱え言葉を歌いながら、宮司、舞姫(人形持ち)、神職、参加者の順に列を作って茅輪(ちのわ)を8の字を描くように3回くぐり、古式の則って行いました。
3回目をくぐる頃から雨が降り出して少しだけ濡れましたが、これも昔からの祓えの極意に川、海、滝など水を被る作法があるように、大神等からの大祓の神威だと感じました。
参加した皆様に「来年も6月30日、午後4時となりますので、たくさんのご参加をお待ちしております!」と挨拶をして今年の大祓式をおさめました。
なお、茅輪は4~5日の間、設置してありますので、この機会にどうぞくぐりにご参拝下さい!
6月29日から30日に氏子総代を中心にして、夏越の大祓式~茅輪(ちのわ)くぐりの準備を行いました。
まず、軽トラック2台と乗用車3、4台に乗り込み、毎年、カヤを提供して下さるところまで行き刈り取ってきました。
次に、屋根のある弓場の下にカヤを降ろして、茅輪(ちのわ)を作成!シンに入れる鉄輪に少しずつカヤを巻き整えていきました。
後は、今日の天候を見ながら茅輪(ちのわ)を設置するだけです!
皆様!午後4時の神事へお出かけ下さい!
梅雨のひと休みとなった青空が見えた6月24日(日)の午前中に、新しい注連縄を作る〆打ちが執り行われました。
尾鷲神社では、古き昔から神社の各所を守る注連縄は、神社総代会と氏子有志の清きご奉仕によって奉製して下さっています。
この6月〆打ちは、年始めから神社をお守り戴いている大楠(夫婦楠)と祖楠(おやくす~本殿裏の楠)、鳥居などの大きな注連縄が半年間の雨日照りで痛んでくるため、新しく張り替えるものを作成しております。
早朝8時頃から神社総代、有志が集まり出し、わらや機材を準備し、武田総代会長以下総勢18名が参列する中、8時30分に〆打ち清祓い神事を行いました。
神事終了後、神社総代と有志の皆さんは、わらたたきや注連縄しめ、仕上げなどに分かれて作業を開始!
約18メートルもある大楠(夫婦楠)用を始め、10メートルの祖楠用、4メートルの鳥居用などと大忙しに奉製して下さいました。
これから新しい年を迎えるまで!新しい注連縄に張り替えて様々なお祭りに執り組んでいきます!
これからもたくさんの御参拝を心からお持ちしております!
神社(惟神=カンナガラの道)では、6月30日(夏越)と12月31日(年越)の年に2回、大祓式を執り行います。
これは、人間は生活(命をつなぐ)していると、罪・けがれを知らず知らずに犯してしまっており、この罪・けがれを自ら人形代にうつしてお祓いを行い、川に流してしまうという宮中などで古くから行われていた神事です。
明治以後、このような古事伝承の神事を全国の氏神神社でも執行し、氏子崇敬者に半年に1回、大神の御神威を授かりお祓いし、新しく生まれ変わったが如く清々しい心(精神)で日々生活していこうと取り進めてきました。
先の大東亜戦争後、徐々に執り行う神社が減少しましたが、尾鷲神社では古くから日本に護持伝承されているこの素晴らしい神事を守っていこうとの思いで行っております。
特に夏越の大祓(6月30日)では、当神社の主祭神であるスサノヲ命の古事(蘇民将来と巨旦将来)で伝わる茅輪神事(くぐりとも云う)も執り行われます。
*詳細は、ホームページ「夏越の大祓 茅輪神事」をご参照下さい。
今年も拝殿前に人形代のご用意を致しました。
夏越の大祓(6月30日)式は、午後4時からです!多くの皆様のご参拝を心からお持ちしております。
うっとうしい気候が多くなり、梅雨入りも間近に感じる6月1日、うそのような五月晴れの中、6月月旦祭を執行致しました。
毎年5月は、前半はゴールデンウィーク、子ども縁日など、後半は地鎮祭、地域活性の会議などと非日常的な1ヶ月を過ごしています。
そして、この月旦祭から通常の、いつもの神社の景色に戻って、再び御神威の発揚のため、祭祀の厳修に務めております。
今回は、スポーツの心(道)の乱れ、少女殺害を始め理不尽な事件などが起きる原因は、日本人が培ってきた倫理道徳心の欠如喪失であろうと感じ、これらを古き良き精神(大和心)に正し導きいただくようにと祈願しました。
又、一緒に祈願参列した氏子崇敬者の数は17名で、これは10年程前から自由参列として祭典をするようになってからの最多の人数でした。
これからも皆様とご一緒に日本の弥栄、世界の平和を祈念していきたいと思っておりますので、たくさんのご参列を心からお待ちしております。
春の陽射しが心地よく青々と晴れ上がった5月4日、「子ども縁日」を開催しました。
この「子ども縁日」は地域の子ども達をはじめ、全国の子ども達がスクスクと大きく成長を願うことと保護者の皆様の健康を祈る端午の節句祭に因んで執り行なっております。
これは、今まで端午の節句祭に子ども達が参列する機会が少なかったため、たくさんの子ども達の参加を願うと共に、ゴールデンウィークに尾鷲市の地域活性と本来の主役である子ども達に神社参拝の促進を目指して、一昨年から地域の有志の皆さんに協力をお願いし開催しております。
「子ども縁日」に集まってきた子ども達の中、希望者約60名(保護者も含む)に午前10時から太鼓や鈴のお祓いと共に成長安全祈願の祈祷を行いました。
その後は境内で開いているヨーヨー釣りや輪投げ、くじ引きや宝釣り、また、参集殿では体験コーナーとしてぬり絵(無料)などと、大人も子どもも楽しめる催しがズラリと並んでいました。
また、気温もそこそこ暑くなったこともあり、かき氷コーナーでは長い列ができたようです。なお、他県からも神社参拝に来て「子ども縁日」を楽しんだと感想も頂きました。
年々お越し下さる方々が増えていっており、午前中だけで約1000人強の来社で賑わった「子ども縁日」!結局、閉会の15時まで人並みが途切れず、終日、子どもの声が飛び交っていました。
まさに古き良き日本の原風景を感じる1日でした。
来年もたくさんの皆様の来場をお待ちしております。
早朝から心地よく春を通り越して夏のような陽気に木々の新緑が一段と美しく色づいた4月29日、午前10時より昭和祭を執り行いました。
この日は、昭和天皇のお誕生日です。
世界での中でも萬世一系を守り続けているのは日本だけであり、特に世情厳しくなった昭和の時代に、正に日本の象徴として、又、大きな柱として様々な行事・業務にお尽くし下さった大功績を称えました。
今上陛下のお気持ちを尊重し御譲位まであと1年となりました。
現在、皇室典範改正や2重権力にならないよう今の天長節(12月23日)を平日に戻すなど様々な意見があるようようですが、どうか言葉遊びのようなことにならないように今まで伝統を重んじ、そして、陛下のお気持ちにそうように御譲位が行われるように!そして、世界に類を見ないこの萬世一系をお守りしなければと切に願っております。