強力な台風24号が近づく中、今年一番の秋空になった9月28日(金)に地元の崇敬業社である㈱アサヒ住宅様の月参り祈祷がありました。
そして、今月は、㈱アサヒ住宅様のお気持・お志により、予てから準備調製していた境内社である天照大神宮の御神鏡が整ったため、奉納奉告祭も執り行いました。
この天照大神宮は、社名からもわかるように尾鷲神社の主祭神、スサノヲ命の姉神の天照大神をお祀りしております。
以前は例祭日も定まっておらず、氏子崇敬者が個人的に参拝する慣習でしたが、更なる大神の神威発揚を願って、社殿修復を行った十数年前から「海の日」を例祭日と決めて祭典奉仕に務めております。
しかし、御扉をお開けした際、天照大神とは御縁が深い御神鏡がありませんでした。
この事を聞きつけたアサヒ住宅様が御神鏡奉納の申し出があり、今回の奉告祭に至りました。
なお、尾鷲ならではを考慮して、神鏡台は神社総代と地元有志の方の作品となっております。
来年の「海の日」の大神宮の例祭で、この新たな御神鏡が御披露されますのでご参列を心からお待ちしております。
9月1日に事始奉告祭で始まった八幡神社のお祭りが、いよいよ9月15日~16日の二日間に本祭(例大祭)が執り行われました。
まず、9月15日(土)、午前零時に梼人、梼務町、招待者、神社総代、手伝い町の氏子達が集まる中で御扉開きを行い、続いて午前10時から例大祭と神事を行いました。
今年の例大祭では、地元の子どもの「浦安の舞」も奉奏され、神恩感謝にあわせ更なる御守護、御神徳を祈念しました。
次の日の9月16日(日)には、氏子達が中心となって奉仕する「大名行列と道中手踊り」が行われました。
梼受町(来年の梼務町)の尾鷲節披露、梼務町の大名行列に続き、各氏子町(手伝い町)の道中手踊りの順で、まずは町中(旧熊野街道)を練り歩きます。
当日、嬉しい天気予報のはずれがあり、朝から清々しい秋晴れの中、午後13時より祭事がスタート!
町中を賑やかした後、八幡神社境内に上がり、大神等に各町手踊りの奉納をして道中手踊りを納めました。
最後に梼渡しの儀式。神社総代が親方(見届け人)を務め、今年の梼務町の野地新町から来年の梼務町(梼受町)の今町の間で杯を酌み交わし、代々梼務町に受け渡されていく八幡神社の掛軸を引き継ぎました。
そして、無事に梼務を務め上げた野地新町への労いと、来年、梼を務める今町への光明を願って、最後に皆で柏手を打ち八幡神社のお祭りを閉じました!
台風20号の後片付けがどうにか済み、災害に遭った境内トイレや社宅の屋根、瓦等などの修理が終わって、いよいよ本殿に取り掛かろうと足場を組んだ矢先に台風21号が近畿・東海地方を襲いました。
20号も大きな台風でしたが、この台風21号は更に強いとの予測だったので本殿足場なども飛ばされる事ないように事前にしっかり対策して望みました。
今回、最接近した時間帯が昼間だったので、宮司、禰宜とも神社や境内の警邏(けいら)に当たりましたが、雨風の強さは先の20号よりも激しかったと感じました。
しかし、事前対策が良く台風21号のスピードも速かったおかげで、境内にある楠や杉の巨木・古木からの倒壊樹木も20号の時より被害が少なかったです。
本殿も返って足場があったおかげで折れた枝が直撃せず、周囲の玉垣を破損しただけで済みました。
ニュースを見ても、これぐらいの被害で済ましていただいたのも、全てスサノヲ命を始めお鎮まり下さる神々の御守護・御神徳によるものと感謝申し上げる次第です。
そして、神秘の証し!樹齢一千年を遙かに超える大楠(夫婦楠)は、度重なる強い台風にも負けず、今日も東紀州のパワースポットとして氏子崇敬者の皆様に大神等の大神威を授け続けております!
子ども達の賑やかな登校風景が微笑ましく、さわやかな秋の訪れを感じさせる9月1日(土)に本祭を15日~16日に執行するに当たって、八幡神社の事始奉告祭と梼屋開き式を行いました。
八幡神社は、尾鷲神社氏子20町のうちの15町の氏神神社であり、尾鷲神社宮司が兼務しております。
先ずは、梼務町の梼人等と神社総代が集合し、神社で午前10時から事始奉告祭を行い、本祭(神事・祭事)が厳かで盛大、そして、何事もなく執り行われるように祈願しました。
そして、午後から梼務町に出向いて梼屋を祓って祈祷を行います。
今年の梼務町は野地新町ですので、その町内にある梼屋に梼人・役人を始め町民等が集まり、野地新町の繁栄と本祭まで氏子町の代表としてお祭が無事に行えるように梼務町の役目を務められる事を祈念しました。
今日から本祭まで!尾鷲の町はお祭りの準備で忙しくなります!