強風だった台風20号の後片付けをしているところに大楠や鳥居などにつける来年用の注連縄のため、毎年わらをご奉納下さる尾鷲の農家の方々より稲刈りが終わったとの連絡がありました。
尾鷲神社の注連縄は、神社総代を中心に氏子の皆様の奉仕により毎年作成していただいております。
そこで、後片付けが終えるや否や神社総代が中心となって各農家にわらをもらいに行き、わら干しを行いました。
軽トラック3~4台で数度!往復して運んだわらを乾燥させるため、弓場に干すのですが・・・
そのまま干さずにあとの作業をやりやすくするためにわらをすぐりました。
数日間、乾燥させてから倉庫に保管するまで神社総代の皆さんの作業が続きます。(本当に総代の皆さんの奉仕精神には頭が下がります)
今年の暮れには氏子総代により素晴らしい注連縄を作っていただける事でしょう!
8月23日~24日にかけて近畿・東海地方を直撃した台風20号!
尾鷲では信号機があさっての方向を向いたり、漁港の物置が飛ばされたりとかなりの強風が吹き荒れました。(雨もそこそこ降りましたが昔から「雨の尾鷲」と言われており、今回ぐらいの雨量は問題なしです)
このイタズラ好きの20号の影響で神社の敷地の至る所に折れた倒壊樹木が散乱しておりました。
被害としては、ご本殿の千木が1本破損したのをはじめ、境内トイレの屋根、神社宅の屋根の損傷、雨漏りなどです。
しかし、倒壊した樹木には直径30~40㎝ほどの枝もあり、この程度に済ましていただいたのは大神等の御守り・お導きのおかげと感じております。
翌日から氏子総代の皆さんが出てきて、折れた樹木の片付けや破損した屋根の補修などにご尽力下さり、8月26日の夕方にはどうにか日常の神社の風景に戻りました。
そして、崇敬者(特に巨木古木ファン)の皆様!!東紀州のパワースポットとして有名な神社のシンボルの御神木!大楠(夫婦楠)は何事もなかったように雄々しい姿でこの尾鷲の地を見守って下さっております。
又、たくさんの皆様のご参拝を心からお待ちしております。
8月15日(水)午前9時、今年の暑すぎる夏の陽射しがひと休み!と朝から雨が降る中、8月月次祭が執り行われました。
尾鷲神社ではこの8月次祭の中で、全国戦没者慰霊も行っており、今年は毎年、干支絵馬板をご奉納下さる相模興玉宮の方にご参列いただきました。
一般的に、昭和20年8月15日は終戦日といわれていますが、正確には日本国が無条件降伏を受け入れて停戦状態になった日です。(ポツダム宣言の調印は、9月2日を停戦と考える方もありますが・・・)
実質の終戦は、7年後の昭和27年4月28日、アメリカを始めする連合国が様々な占領政策や戦後処理などを終えて、日本が独立国として国家主権を回復したサンフランシスコ講和条約が発効された日と考えられております。(これも調印は前年9月8日ですので、その日が終戦日と言う方もいます)
しかしながら日本人にとって、戦争を終結することを知った8月15日が戦争が終わった。つまり、終戦日と感じるのもおかしくないと思います。
そして、何よりも現在の繁栄した日本が在るのは、先の戦争で国のため、家族のためと戦って、尊き生命を燃やしていった御英霊のおかげである事を決して忘れてならないと考えております。
近年、様々な意見があるようですが、この戦没者慰霊顕彰に政治(外交)や政教分離などは全く関係なく影響を受けるものではありません。
一人でも多くの人々が御英霊の御霊なごめにお参り下さることを願っております。
日本人の「こころ(精神)」として!