今年はコロナウィルス感染症の流行により三密を避け、ソーシャルディスタンスを保つ生活を余儀なくされております。
神社行事も例外ではなく、普段なら市内神社の総代会長を始め総勢50名程集まり行う年末恒例行事の尾鷲市神宮大麻頒布始式も祭典のみ神職だけで執り行いました。
午前10時、神前に来年用の神宮大麻と尾鷲神社神符を供え神宮大麻頒布祭を執行!
修祓後、神宮大麻と尾鷲神社神符を神德太鼓を叩きながら大祓󠄀詞を唱えて鈴でお祓󠄀いしました。
次にコロナウィルス感染症の終息と迎え来る令和3年が良き年になります様にと!祝詞を奏上。
そして、剣金弊で大神等の神威を戴き、最後に玉串拝礼を行い神事をおさめました。
普段なら引き続き参集殿で神宮大麻頒布始式を開催するところですが、今年は止むなく中止!
従って、各市内神社のお受けになる神宮大麻は、後日受け取りに来ていただく事と致しました。
これから年末年始にかけて、神職と総代が協力して、この神宮大麻と氏神神社の神符と合わせて、各氏子へ授与していただこうと各地をまわりますので是非、お受け下さいます様お願い致します。
なお、尾鷲神社にも神宮大麻はございますので、お受け忘れのないように新しい年をお迎え下さい。
秋晴れの心地よい日差しが境内に注いだ11月23日、午前10時より新嘗(にいなめ)祭を執り行いました。
日本の国がら(国体)は、天照大神の三大神勅(さんだいしんちょく)のひとつ「斎庭稲穂(ゆにはいなほ)」より授かった稲作文化のおかげで形成されて神代より代々と引き継がれてきております。
そのため、神社の祭りの中でも今年の実りを祈る祈年(きねん)祭、鎮座神の大神威崇め祝う例祭(れいさい)、そして、今回の新嘗(にいなめ)祭を神社三大式と称し、必ず本殿扉を開けて奉仕する大切な祭りと位置付けられています。
新嘗祭は、祈年祭に対し、今年の穀物・作物などの豊作(五穀豊穣~ごこくほうじょう)と氏子地域をはじめ、日本の安寧・発展を感謝する祭りです。
今年も氏子崇敬者の伊藤ご夫妻より新米、沖中氏と田畑氏より御神酒、井脇様よりリンゴ壱󠄀箱、はし佐商店から鮮魚(鯛)のご奉納があり神前にお供えし大神等にお喜び戴きました。
地元の高校生の舞姫による「浦安の舞」の奉仕もあり、神社総代約10名、氏子崇敬者約13名、あわせて20名以上の参列者とともに今年の様々な実りやご加護に感謝申し上げました。
そして、コロナウィルス感染症の拡大防止と終息も祈願しました!
これからもたくさんのご参列をお持ちしております!
11月14日(土)、青い空の広がった清々しい秋晴れの中、七五三参りの子ども達で賑わいました。
尾鷲神社では一年中ご祈祷を受け付けています。特に11月に入ってから毎日(特に週末)七五三の祈祷のご予約をいただき奉仕しております。
去年までは、1回に多いときは8名~10名の子ども達を一緒に祈祷しておりましたが、コロナウィルス感染症の拡大防止と参拝者の皆様の健康を考慮して、今年から祈祷時間を定め、1回に子どもと付添い合わせて1組5名で三密にならないよう4組までとして取り組んでおります。
ご祈祷には三才の男女(髪置き)、五才の男子(袴着)、七才の女子(帯解き)がお祝いに来られ、皆、元気な姿で大神等にご挨拶をして、尾鷲ならではの太鼓・鈴のお祓いと共に大神等の更なる御神徳を戴いてもらっております。
祈祷後には、コロナウィルス感染症などの病気に負けない丈夫な身体へと子ども達みずから年の数だけ太鼓を叩きました。
今年も家族と一緒にお下がりの千歳飴やぬり絵と風船を持って、記念写真でポーズをとる子ども達!
これからも健やかに神木・大楠(夫婦楠)の如く、大きくご成長下さいますように心よりお祈り申し上げます。
七五三のご参拝!!お待ちしております!
昨日からの雨も早朝には止み、一段と空気が美味しく感じる11月3日(火)午前10時より明治祭を執り行われました。
一般に「文化の日」と呼ばれる祝日ですが、ご存知の通り、この日は明治天皇がお生まれになった日(明治節)です。
鎖国していた日本が明治天皇の示された五箇条のご誓文、教育勅語などの詔(みことのり)により国体(国風)定めて、世界の強国に追いつこうと日本を近代化へと図り進めた結果、今の日本の繁栄と平和につながっております。
今回も日本の近代化の礎にお力を注いで下さった明治天皇の御功績を称えて感謝申し上げ、コロナウィルス感染症の影響もあり自ら命を絶ったり、幼き子を虐待するような心の病(精神)にとりつかれる人々が見られるため、再び日本の良き国風に正し御導きいただくように祈願しました。
これからも御皇室の弥栄と萬世一系の継承が途切れる事無く続いていきますように心からお祈り申し上げます。